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この日は珍しく朝早く起床し、8時半には出発。最近、日が沈むのが19時、日が昇るのが6時半頃と、入国した三週間前と比べるとかなり日が短くなった。前までは太陽の光で自然に6時前に起きていたのですが、思っていた以上に日が短くなるペースは早い。
アイスランドは北のほうは北極圏に入っているため、夏の間は白夜が起き、逆に冬は極夜になる。昼でも暗い、というのは想像できないけど確実に冬に向かっているのを感じる。
今日まず最初に向かったのは、Seljalandsfossの滝!南部は本当に見所が集まっていて、とりあえず次の街まで走るか、と走り始めていた北部とは大違い。
この滝は、大きさ、水量こそ昨日のSkogafossに劣るけど、なんと滝壺をぐるっと周る事ができる。
そのため、このように滝を横からや
裏から見る事ができます!
水量は劣るといっても、それはアイスランドの中でなので普通に激しい水が打ち付けています。そしてその水が細かい水滴となり、滝壺に吹き付けている。要するに、めちゃくちゃ濡れます。 行く方はご注意を。
思ったより面白かったこのアトラクションにテンションが上がり、そのまま海岸へとノリノリで向かう。
南部にはウェストマン諸島という島にフェリーで行け、その島には漁港の市場や景勝地、そしてアイスランドにしかいない鳥、パフィンにも会えるかもしれない。ということで超絶強い横風を耐え、フェリー乗り場に行ってみると…
風強すぎてフェリー運航してない( ˆoˆ )/
まじすか…
いや、嫌な予感はなんとなくしてたんだけど…
もう一つの町からは毎日出ているそうなので、とりあえず先に進む事にした。
こんなに空は晴れているのに。
でも、今日は晴れているだけ良い。
アイスランドにいて、雨というのには慣れたけど、やっぱり走っていて楽しいのは晴れなんです。気づけば、晴れの写真ばかり撮ってしまう。
空は青、どこまでも続く緑の牧場、そして遠くには氷河…この風景にもすっかり慣れてしまったけど、本来なら大歓声をあげながら走っている景色です。
慣れというのは怖いもので、アイスランドにいると無意識のうちにどんどん自分の中の景色のハードルが上がっていく。些細な事にも気づけないようになり、無関心のまま旅が進んでしまう。
そうならないためには、日々今いる環境を再確認しないといけない。僕が今いる状況は、たしかに半年前まで望み憧れてた場所なのです。
今日で氷河を見れるのはおそらく最後。
この景色を忘れないように、そしてこれからも気づけるように…綺麗に見えた夕日と氷河を脳裏に焼き付けた。
この日の夜ご飯は、迷ったのだけど、安かったので羊の○玉を買った。○玉です。思いのほか大きくてびっくり!
食べ方が分からなかったので、とりあえずビールとニンニクで煮込み、みりんと醤油で味を付けて炊き込みご飯にしてみた。味は、、、 意外と美味しい!!
(見た目悪すぎるな…)
何だろう、モツと牡蠣を足したような味。
羊の○玉美味しい!!
こういう新たな発見も、旅を飽きさせないコツですね。米うまく炊けてなくて生だったけど。そして今日もキャンプ場行けずにレストエリアで野宿だけど。
…野宿には飽きてきた。
走行距離 96キロ
合計距離 1977キロ