Ride on Dream  自転車南北アメリカ大陸縦断記

へたれ大学院生がゆるゆる行く自転車南北アメリカ大陸縦断記録

day.112 バスとちょっぴりの後悔

 

クリスマスメキシコシティ計画に向けて、そろそろ走り出したい今日この頃。

しかし空には暗雲が立ち込めていた。

 

なんと今日から四日間雨が降るらしい。

今朝も雨がザーッと降っており、正直走る気が起きなかった。

 

カナダ、アメリカ、バハと雨にほとんど降られず走ってきてしまった僕は、今雨が少しでも降る可能性があると、テンションがだだ下がってしまうほど雨耐性がなくなってしまいました。

 

次の街、サカテカスまでは距離は300キロくらい。warmshowersのホストと連絡が取れたので明日までにたどり着かなくてはいけない。

 

だけど雨、、明日も雨、、

 

 

よし、輪行しよう!!

ということで、海外来て初のバス移動を試みることに。

 

宿を出る前に、お世話になったスタッフ達に夢を聞きました。

 
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ディジーとアレーは若くしてこの宿を経営しており、街の情報だったり店の場所を親切に教えてくれるだけでなく、ご飯を一緒に食べたり映画を観たりと友達のように接してくれ、超絶居心地が良かったです。

 

もし雨が今日だけなら、絶対もう一度泊まったと思う。

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面白いことに、二人とも同じ夢で

『今まで泊まっていった旅人のように、世界中を旅してみたい!もちろん、日本は行きたい国の一つ!』

と書いてくれました。

犬好きなアレーは沢山の犬に囲まれたい!とも語ってくれましたー!

 

この宿に来た日本人は僕含めて二人しかいないらしい。立地も良いし、値段もお手頃だし、施設も綺麗なので、是非ドゥランゴに来る時は『La casa de Bruno 』に行ってみて下さい〜!

 

そんな二人に見送られ、バスステーションへ。

メキシコでは『セントラル デ オートバス』という名前が高速バスの発着所兼予約場所となってます。

 

事前に調べてもらったので、カウンターのお兄さんにスクリーンショットを見せるだけでチケットを撮ってくれました。

しかも、学生証を見せたら390ペソが200パソになるという大割引。

 

びっくりして『そんな価格にして怒られない!?』って言ったら

『君と僕はアミーゴだ。任せとけ!』って返されました。

惚れた。

かっけえ…

 

カウンターでチケットを取ると、今度は荷物検査を通ります。

飛行機乗るときみたいな金属探知機を通るんですけど、荷物そのままで自転車のまま通れました。

 
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そしてバスを待つ。

一応、輪行バックは持っているのですが、面倒くさいのでそのまま荷台に入れたいなーと荷物入れのお兄さんに言ったら、

 
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そのまま突っ込んでくれました。

ありがたい…!日本じゃ絶対できない。

このお兄さんはバスが来たらすぐ教えてくれたし、なんかお礼がしたかったのでとりあえず写真を撮りました。

 
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そして久々のバス移動!

席は決まってるようで決まってないので、各々自由に座っていく感じです。

 
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因みに、車内放送はバケモノの子でした。笑

最初東宝の波がザバーンしてる奴が流れた時はめちゃくちゃ興奮しました!

 

 

バスの中は至って快適。

外は雨がしとしと降ってるけど、向かい風もがんがんだけど、そんなの御構い無しに進んでいく。

楽だなぁ、と思う一方、こんなんでいいのだろうか、とも感じました。

 

今までなら雨でも風でも登り坂でも全部自転車で超えてきた。きついきつい、って言いながらそれでもなんとか乗り切ってきた。

 

今日はただ雨が降ってて、距離もちょっと長い、というだけで諦めてしまい、バスを使ってしまった。

バスは300キロを5時間で進むという。

自転車なら2日はかかる。

今までの自分がやってきたことを車で行ったなら、きっと一ヶ月はかからないだろう。

 

なんだかこれまでの旅を全否定されているような気がしました。

 
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天気は次第によくなり、夕陽が見えるほどに。

でも、心は全然晴れませんでした。

もし、この夕陽を自転車に乗りながら見ることができたら、もっと綺麗に見えただろうな。

どうしてもそう思ってしまう自分がいます。

バスに乗らなきゃ見えなかった景色かもしれないけど。

 

勿論、雨の中自転車に乗ることは好きじゃないし、効率的でないし、危険だってある。

 

でも、やらずに後悔ならやって後悔。『バス使えばよかったー!』って叫ぶくらいの方が、旅人らしいよなぁ、と思う。結果、バスの中でずっと考え込んでいました。

 

 

でも、サカテカスの街に着くとそんな考えは吹き飛んだ。

ドゥランゴより歴史が深く、観光都市としても有名なサカテカスの夜景は、余計な考えを無くしてくれるほど綺麗でした。

 
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バスを使ったことが良かったのか悪かったのかは結局のところ、まだ分かりません。

でもバスステーションでのお兄さん達とのやりとりや、この夜景を見れたことは絶対に無駄ではないはず。

 
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『人生は迷路のようなものだ。』とバイト先で言われたことを思い出しました。

迷路から抜けるには、とにかくがむしゃらに色んな道を試すしかない。試している最中はそれが正しい道なのかは分からないし、それが分かるのはゴールした時のみ。

僕にできることはとにかく精一杯色んなルートを試すこと。そして、どっちに進めばいいか分からなくなったら、『楽しめる方を選ぶ』こと。正しいルートかどうかは、最後にならないと分からないのだから、どうせなら楽しめるほうを進めば良い。

 

なんだか長くなってしまいましたが、バスで移動したことは結果、後悔はしたけど反省はしません。

この旅は別に過酷さを求める旅ではないですし!

と開き直って、旅を続けるとします。

 

走行距離20キロ

合計距離8200キロ