Salinas - Isla Incahuasi
泊まったサリーナスの村は、険しい山の麓にあり、こじんまりとしていて中央広場にはおばちゃん達がアイスや屋台を出しているようなのんびりとした空気が流れる村。昨日食材や夜ご飯探しに広場を駆け巡っていたら、色んな人に顔と名前を覚えられ、今日も朝から『ブエノスディアス ケーン!』と声をかけてもらい嬉しい朝となりました。おはようございますやしまるです!
今日はあのウユニ塩湖に行く!
そのために未舗装の道を超えてかねばなりません。
朝からむちゃくちゃ良い天気!
こんなに晴れたのいつぶりだろう。期待に胸を踊らせながらでこぼこの道を進んでゆきます。
サリーナスからウユニ塩湖まで行くには、tunupa 火山の横を通っていきます。このルート、東回りと西回りがあるんですが、僕は地元の人おすすめの西回りコースで行きました。東回りは雨季だとぬかるみがやばいらしい。
とはいっても西回りはコルゲーションが多い。とっても多い。。洗濯板みたいに凹凸が激しく、気づけばクスコから持ってきたお手製の日本国家がどこかで吹き飛んでいました。あーあ。
道は酷いけどtunupa火山の険しい姿に癒されます。頂上付近の険しさがヤバい。あそこを登ったという麻耶さんはやはりとんでもないなぁ
やはり昨日の夜雨が降ったみたい。
そしてコルゲーションとアップダウンに嫌気がさしてきた頃、丘の頂上へ…
すると、
視界が開け、遠くにはひし形の山が!!
ん?山が…ひし形…?
いや違う、鏡張りだ!( ゚д゚)
そう、頂上から見えたのは見事なまでに景色を反射していた天空の鏡だったのです!
すげえ!すげえ!を連呼し、すぐに麓へ。
tahuaの街でちゃっと昼ご飯を食べ、ダッシュでそのまま塩湖へ向かう。
気持ちの昂りを抑えられない。
まさか、本当に鏡張りが見えるとは思ってなかった。しかも1日目で!
息を切らして岸辺に着くと、そこにはまさしくあの光景が…!
おぉ…
おぉぉぉおぉ…!
おぉぉおぉぉおぉおお!!!
うおおおおおおおおおおおおお!!!( д)° °
青空の青と、水面の青が遙か彼方で混じり合い、そこには地平線などなく、絵画のような世界。山は反射してひし形になり、足元には六角形になった塩の結晶がまるで大理石のように敷き詰められている。
なんだここ………
試しに進んでみると、チャプッチャプッと音を出しながら、水面がスーっと切れていく。
すごい、本当に凄い。
『まるで空を飛んでいるかのよう』とネットにはよく書かれているけど、本当にそう。
果てのない地平線と水面に映る雲、それを眺めながら進むと、天空を駆けているような気分になります。宙船という言葉がぴったり。
昔、空を自由に飛びたいという夢を持ってました。
大人になるにつれ、そんなのはできないと思い込んでいましたが、その夢は[空を走る]という形で実現しました。
気づけば、360度地平線がなく、空に囲まれた世界にいました。この時、僕は感動より先に、怖いと思った。人はあまりに大きすぎるものを見ると恐怖を感じるという。
この境界線のない世界を進んでいると、海の深くに潜っていくような、なにか戻れないような気がしてたまりませんでした。
不安な気がしたのでとりあえず脱いでみた。
ごめんなさい、こういうことたまにしないと真面目な旅ブログになってしまいそうで。
お陰様で元気になりました。
とてつもない景色だった。
凄いわボリビア。
なんだかワイナポトシもとんでもなかったしウユニもすごいしでここに来て絶景オンパレードです。条件が良かったのもあるけど。
目的地のインカワシ島までは、岸から40キロほど。しばらく空を駆けていると、今度は水がなくなり白色一色の世界へ。なんか雨季と乾季の両方を味わえて得した気分です。
水がないと途端に走りやすくなり、あっという間にインカワシ島へ。
ほんとはテントを張らせてもらってキャンプする予定だったんですが、空いてる部屋があるからと案内され、なんと屋根付き壁付きトイレ付きの超優良物件で泊まれることになりました。
しかも、トイレには石鹸(シャンプー兼ボディソープ兼食器用洗剤)と便座とトイレットペーパー付き。ほんと、南米のホテルはこの島のトイレを見習って欲しい!すげえ!
夕陽もなかなか綺麗に見え、
そして夜には満点の星空と天の川が!!
なんじゃこりゃーーー!!
なんかほんとごめん。
1日目でこんなに見えてごめん。
食料4日分積んで来たけど、2日くらいで満足できそう。というか今日だけでお腹いっぱいです。
とりあえず明日は塩のホテルの方に行ってみようかな。それにしても凄い!UYUNI!
走行距離70キロ
合計距離9655キロ