Laguna Hedionda - hotel tyka
お腹痛い…
どうやら昨日食べた玉ねぎが良くなかったっぽい。おはようございますやしまるです。
昨日の夜少し雨が降ったようですが、室内に泊めてもらったのでノープログレム!というか、雨季はやはり雨が降るようです☔️
今まで乾季の情報しか無かったので、これは良いパイオニアになれるのかも。
エディオンダ湖を出発して、まずはオンダ湖を目指す。雨が降ると水の流れが川のようになるらしく、通常のルートで行こうとすると
地形に邪魔されます。しょうがなく迂回。
また、水がたまって泥地帯になっているところもあります。しょうがなく迂回。
更には道が川になり…しょうがなくうか
いや、地形変化多過ぎでしょ!!(´Д` )
なんなんですかね、全く車の轍に沿っていけない。しかも、オンダ湖を超えると、今度は深砂で自転車に乗れなくなる。
これがキツい。この登り、4700mまで続いてるんですが、いくら登っても登っても終わりが見えない。勿論、自転車を押すのは普通に歩くより遅いのですが、息は切れるし、砂に足を取られて転ぶことだってある。
そうやって進んでいると、隣の轍が進みやすそうに見えてくる。えいやっと砂の山を越えて、その轍に入ってみても、全く変わらず。そうしていると今度はまた隣の轍が気になってくる。
ずっとこの繰り返し。隣の芝生は青く見えるとはよく言ったものです。そうやって一本に絞らず、横へ横へ動くので更に進まない。なんだか人生みたいだ。。
急傾斜の道は、くうぅぅぅ…!!と声を絞り出して登り、砂に足を取られた時はくっそーー!!と大声を出して怒りを露わにする。
そして感情がネガティブになればなるほど、向かい風は強さを増し、雨も降ってくる。
これほどまでにキツいとは…さすが南米最難関なだけある。
そんな様子を、ランドクルーザーからツアー客達はポカーンとした様子で眺めている。
何度か目があったんですが、マジで皆( ゚д゚)こんな顔してます。当たり前だ、こんなところでこの時期にチャリンコ押してる奴は激レアでしょう。
でも、その顔を見てるとなんだか可笑しくなってしまいました。こっちは南米最難関だー!と気合入れて、食料ガン積みして、奇声を上げながら苦しんでるのに、車を使えば只の楽しいツアーだ。
使う道具一個でこうも違う。
僕の苦しみなど、凄くちっぽなものに感じる。
何かが違うだけで、状況なんて一変するのかもしれない。
もしかしたら気持ちの持ちようだけでも、変わるのかもしれないな、、そう思うと、今まで道にぶつけていた怒りがスッと消えました。
きっと、この苦しさは全部、自分の弱さなのだ、、、これまで生きてきた23年間の弱さが、こういう過酷な所では露わになる。
砂に怒り、天気に呆れ、風に泣く。
今まで逃げてきたものが、全部ここでは真正面から向かい合わなくてはならない。
僕は今、試されている。
誰も助けてくれない状況、頼れるのは自分自身だけ。前に進むしかない。
何度も何度も言い聞かせて、ようやくピークに辿り着く頃には天気も回復し、道もなんとか自転車に乗れるようになっていました。
そこから今日はテントを建てさせてもらったホテルまでは12キロ。10キロのダウンヒルは深砂&コルゲーションとの闘いでしたが、やっぱり乗れるだけで速度が一気に違う。5時前には、ホテルには着くことができました。
ホテルではシャワーを使わせて貰うことができ、久々に洗濯も!更に仲良くなったドライバーの皆から差し入れも頂いた。ありがたやありがたや…
情報によると、今日と明日がヤマ場らしい。
自分の弱さを曝け出してくれる宝石の道だけど、それを克服できるのは自分の強さだけ。自分の強さが弱さを上回った時、きっと僕は宝石を見つけられる…はず。。
走行距離40キロ
合計距離10030キロ ←1万キロ、ようやく超えましたーー!!