旅とカメラと自転車と 

大学院生のゆるゆる冒険記録

day.201 アウストラルの本気

Villa Castillo - Villa Castillo 南西45キロ地点

 

朝起きると、昨日降りしきっていた雨は止み、朝日が山を照らしていた。

おぉ……美しい……

 
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あまりの自然美に寝起きの頭はハッと覚まされました。

 
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今日は天気が良さそうだし、さぁ行こうか!

自転車に荷物を積み…

 
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ん?荷物がなんかアンバランスじゃないかって?

 
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配置が変わってないかって?

 

 

 

 

 

 

そうなんです!!!

なんと、昨日調理場に置いていたオルトリーブの防水サイドバックが何者かによって盗られてしまったのです!はぁーーー全くもう。。

 

外に置いていた僕が悪いんですが、キャンプ場には僕ら以外2人のフランス人コンビしかいなく、街の外れのほうにあるため誰も来ないだろうと思ってたんですが……

 
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問題の犯行現場

 

中に入れていたのはほぼ食材のみ。食べ物を狙った野生動物に掻っ攫われた可能性もありますが、とりあえず殆どの食料と防水サイドバックが無くなってしまった。なんてこったーー!!

 

基本的に自転車のキャリアには横に一つずつバックを付け、荷重バランスを良くするんですが、いつも後ろ側に付けている青いバックが紛失してしまい、バランスが大きく崩れることに。

 

前に付けていたバックをとりあえず後ろに付け、テントや寝袋を前キャリアに括り付け応急処置。雨風を防ぐためにゴミ袋やブルーシートを巻きつけると、見事にホームレスパッキングとなりました。


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なんかどんどん初期より姿が変わっていくなぁ…自転車も変わってるし。

 

まぁ走れれば良いのだ走れれば!!

テンションを少し下げつつ出発。

ここカスティージョ村からアウストラル街道終着点のエルチャルテンまでの約600キロは、舗装がありません。

 
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村を出てすぐに登りが始まる。

この登り、かの標高4500mの国境から舗装されていたチリの道路とは思えない状態の悪い道で、途中からずっと自転車を押していました。

 
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しかし景色はアメイジング

セロカステージョ は曇っているけど、その裏や隣の山も負けじと堅牢な形をしています。

 
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途中からは乳白色の川も現れ、一層景色が現実のものとは思えなくなりました。

 
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しかし本気を出してきたのは風景だけではなかった…!

未舗装に加え、今日は強烈な向かい風が僕らを襲う!

昨日もなかなか厄介だったんですが、今日の奴は格が違った。

ゴォォオオオオ!!と音が聞こえると次の瞬間、ヘルメットが飛ばされそうになるほどの強風が押し寄せてくる。勿論、自転車に乗れるわけもなく、押すハメになります。

 
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宝石の道を思い出すこの状況!

そして、頑張って進んでいると、今度は後輪からバッシュウウウウゥウウ!!と炸裂音がした。

 

ん、嫌な音だ…と見てみると、後輪タイヤがバースト(断裂)していました。

…………

辛い!!!(´Д` )

 

ウユニ、宝石の道と過酷なところを通ってきたのでしょうがないんですが、バーストしてしまうと中のチューブも致命的なダメージを負うことが多い。案の定、タイヤ、チューブ共に新品と交換することとなりました。

 

今日の目的地まではあと40キロ。時間は5時半。積んだ。

この向かい風の中辿り着くのは難しいと考え、日没まで進んで野宿するプランに変更。

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野宿するとなれば、必要なのは水!幸い、アウストラル街道では川の水がそのまま飲める(と言われている)ので川から補充。

 

そのまま日没まで走り続け、なんとか泊まれそうな場所を発見しました!あぁ長い日だった…

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雨が降っていたので、テントを固めて上からビニールシートを被せるテント集落を作成し、今日も就寝。

 

果たして僕のサイドバックは何処にいったのか…謎は深まるばかり。

夜はずっと降りしきる雨音を聞きながら寝床に着くのでした。

 

走行距離45キロ

合計距離10905キロ