Ride on Dream 自転車南北アメリカ大陸縦断

9割の好奇心と一割の不安で挑む,大学院生の自転車冒険記

day.248 空より深い蒼


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Giron - Jauei Grande

 

昨日は晴れ待ちも兼ねて手前の村で泊まったので、今日晴れてくれないと困る……

で、朝起きるとこの天気。

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なぜ晴れぬ。

うおぉぉぉぉおおおなんでぇぇぇぇぇえええ!!

 

これまでずっと朝から快晴で肌がキューバ人だと言われるほど日焼けしてきたのに!

毎日汗ダラダラで走ってきたのに!

こういう時に晴れてくれないで、何が晴れ男ですか!

僕の晴れ男パワーよ、もう一度力を……!!

 
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と願っていたら晴れた。

実は僕案外ガチの晴れ男なんじゃ……

暑いけど、この暑さが今は心地よい。

 

 
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出発する前に、オーナーのドゥニエルと少し話をしました。

よくキューバ人にキューバは好きか?』と聞かれ、僕はその度に好きだよ、と答えてたのですが昨日のこともあり、今日は『今は分からない……嫌いではないけど』と答えたのです。

すると、ドゥニエルもそうだと言う。

社会主義で平等である一方、お金にならない医者や弁護士より観光業に躍起になる人が多く、そのせいでヒロンの村も変わってしまったと。

おそらく村にある家の7割はカサかホテルに変わってしまい、経済的に大きな格差が生まれてしまっており、観光業以外の仕事をする人が生活しにくくなっているらしい。

それでも村で皆仲良くやっていけるのは、経済的な格差があるのを分かっていながらもお互いに支え合っているからではないか。そう感じます。

 

外国に行くと聞かれるこの質問、だいたいの人が自分の国は好きだ、と答えるけど好きでないと答える人は初めて会いました。そういえば、今まで会ってきた人達も僕がキューバ好きだよ、と答えると少し顔が曇っていました。観光業で支えられている一方、いつかは変わらなければいけないんですね。

 

そんなドゥニエルに夢を聞いてみると、

 
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『(観光業だけでやっていけない、というのは分かっているけれども、)自分にできるのは旅人とコミュニケーションを取って、くつろいでもらうことだ。その為に、いつでも手とドアを広げて待っているよ!』

 

観光業と地域活性化は切って離せないけど、問題も多くあるけど、それでも懸命に生きている。キューバ人の暮らしを見ていると、どの国とも違うことが次々と分かって本当になんというか、為になる。最後にこの国を選んで良かったなぁと思うばかりです。

 
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最後に写真をパシャりと。

因みに、チーノというのは中国人を意味する言葉だけどそれだけではなくて、目が細くて吊り上がった人全般のことを言う言葉だそうだ。

つまり僕がよくチーノと呼ばれるのはアジア人だからではなくこの細い目のせいだからと……

 

やかましい!!o(`ω´ )o

最後まで楽しい滞在でした。

 

天気も晴れたことだし、海行くぞ海!!と意気込んで今日も走り出す。

道は海沿いなので実はちらちらと水面が見えていたのですが、

 
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何この色!!青っ!!

絵の具の水色を透明にして、なおかつ碧色を足したような……おとといのホテルに囲われていたところは何だったんだと思うくらい、透き通った"蒼色"があった。

 
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僕これ全く加工してないんですよ。

しかもその辺の適当な場所ですよ。

それでこの色ですよ。

恐るべしカリビアンブルー。

 
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ヒロンから15キロほど進むと、少しだけ観光地化されたビーチがあります。ビーチといっても砂浜ではなく、道路の横に店が何店か並ぶ程度ですが、ここには海だけでなく、セノーテもある!

 
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セノーテとは簡単に言うと自然にできた天然のプールの事です。ここのは海水が混じっており淡水ではないのですが、透明度もそれなりにあるし何よりシャワーがわりになる。結構大事これ。

 
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いってみると多くの人がシュノーケルを楽しんでおり、熱帯魚の群れも上から見えるほど。全然十分なんですけど!しばらく泳いだり潜ったりして楽しむ。

 

 
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一通り泳いだら、今度は海へ!

セノーテが思ったより綺麗で満足していたんですが、海に行くと更に驚いた。

 
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この透明度!!!( ゚д゚)

さっきのセノーテが汚く見えるほど。てゆうかこれ、今まで見た海の中で一番綺麗なんじゃないか…?

 
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満を辞して、シュノーケリング

潜ってみるとまた驚く。まるで水族館の中にいるみたい!!

近くには熱帯魚が泳ぎ、遊び、群れをなしている。水は管理されているような綺麗な透き通った色で、遠くまで見通せる。

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少し深く潜って上を見上げれば、水の蒼色だけじゃない、空の青も、遠くに見える海の碧も、差し込んでくる光の筋も、全てが相まってカリブ海の色となる。視界一面が"カリブ色"に染まるこの光景を、僕は忘れないでしょう。

 

 

いや本当におととい行った所は何だったんだ。

こっちが水族館ならあっちは金魚鉢の中でしたね。ええ。悪く言うつもりはないけど、流石に格が違いすぎてびびりました。

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セノーテで体を洗い(?)スッキリしたところでお昼ご飯。実はドゥニエルがお弁当を持たせてくれたのです。ヤシの木の下で、マットを敷いてカリブ海を眺めながら、優雅なランチタイムを楽しみました。

 
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その後は余韻に浸りながら、少し内陸に入ったハウエイグランデまで。この時期、雨が降ると陸ガニが総移動をするらしく、道路はカニの死骸とそれを乗り越えていこうとするカニで溢れかえっており、まるで弾幕ゲームのようでした。

 
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街にはドゥニエルの友達がやっているカサがあり行ってみると豪邸のようなお宅でした。家の敷地内にプールとバーがあるなんて!やっぱ観光業は儲かるんだなぁとしみじみと思いながら夜ご飯を頂く。

 
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今日も走って泳いで考えて疲れた一日でした。

やっぱり最後にこの国を選んで良かったなぁ。旅のラストまでこんなに学ぶことができる!

 

走行距離65キロ

合計距離13305キロ