飯とカメラとアウトドア 

家にいるとソワソワする。外に出ると家が恋しくなる。何をしていても落ち着かない、社会人のブログ。

iceland.day.8 自分の足で辿り着く意義

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Landbrotalaug -Stykkishólmur

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目を覚ますと、野宿ポイントのすぐ横の駐車場にキャンピングカーが何台か停まっていた。

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基本的にアイスランドは自然環境を守るため野宿が禁止になっている。

このすぐ近くには簡易トイレが設置されているが、なぜかその周りには青空トイレをした跡が多いに残っている。そういった無作法なキャンパーが多いため、野宿は禁止になったのだろう。

 

僕達も可能な限りキャンプ場に泊まるようにしてはいるが、一つ一つの距離が遠い分、昨日のように野宿せざるを得ない状況になる場合もある。そうした場合は、出来る限り草花を潰さないように、ゴミを散らかさないようにしている。そうした配慮が、僕達みたいなチャリダーやキャンピングカーで周る人たちには必要なんだと思う。

 

幸い、今日の人達はみんなゴミはゴミ箱に捨て、トイレはトイレでする人達だった。今後の人達のためにも、僕達は気をつけていかなければならない。

 

 

昨日の夜の会議で、北のフィヨルドに行ってみることに決めた僕達。そのため、フェリー乗り場であるStykkishólmurに向かう必要がある。

 

ただし、この半島にはもう一つ見どころがあった。Kirkjufellsfossである。名前ではピンと来ないと思うけど、絶対にアイスランドの写真では見かけたことのあるほど、有名な場所です。

 

ここに、どうしても行ってみたかった。しかし、StykkishólmurとKirkjufellsfossは反対方向です。

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そのため、Kirkjufellsfossに向かってからピストンで戻りStykkishólmurに向かうルートを立てた。合計107キロ、風次第ではまぁまぁハードなルートである。

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半島の反対側に回るには、まず150mの分水嶺を越えなくてはならない。標高は大したことないけれど、その斜度で向かい風でめちゃくちゃ体力を削られた。

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ちなみにその途中にはwifiが入るインフォメーションがあり、トイレは有料です。この決済がクレジットカードでできるの、アイスランドらしくて笑ってしまった。

 

海岸線に出ると、北欧らしいフィヨルドのアップダウンをこなしていく。

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基本的に僕は自転車に乗るのは好きではなく、こうした登りなんかは特に大嫌いな部類に入るのだけど、えてしてアップダウンがあると景色は立体的になって良くなるんですよね。

結果、気になって登ってしまうという分かってても避けられない罠のようなものです。

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この日の景色も、とても綺麗だ…

そうこうしてるうちに、Grundarfjörðurの町に入っていく。

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アイスランドの街は他の国と比べても圧倒的に綺麗な街が多いけれど、ここも例外ではない。

整理整頓された建物と、背景の荒涼とした山々の景色がマッチしすぎる。

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これには羊も大喜びのはず。

ここで育つ羊は、さぞ良質な肉と毛を提供してくれるに違いないでしょう。

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街を抜けると、すぐにKirkjufellsfoss山が見えてくる。

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この滝とのショットは有名すぎて、誰もが見た事のある景色だと思う。今やネットで調べたらもっと綺麗な写真はいっぱい出てくるはずだ。

だからこそ、ここに自分の足で辿り着く事が大切なのだと思う。写真ではこの場所は見れても、そこに辿り着くまでのもっと綺麗な景色は見れないのだから。

 

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そのあとは来た道を戻っていく。実は僕達が愛してやまないディスカウントスーパー、bonusの営業時間が18時半までと分かり、かなり急いで戻る。Kirkjufellsfossからは片道42キロあり、残り3時間半で戻れるか心配だったのだけど…

 

僕達は思っていたより強かった。予定してた時間より1時間も早く着き、これからの約一週間分の食料を買うのでした。

 

キャンプ場では可愛い猫が迎えてくれた

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洗い場がある時に作るのはもちろん…

カレー!!

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アイスランドで一番美味しかった料理は?と聞かれたら間違いなくカレーと答えるでしょう。それだけ疲れた体にカレーとビールは染み渡る。このルー日本から持ってきたやつだけどね!

 

走行距離107キロ

合計距離492キロ