飯とカメラとアウトドア 

家にいるとソワソワする。外に出ると家が恋しくなる。何をしていても落ち着かない、社会人のブログ。

iceland day.10 秋めくフィヨルド

f:id:remaker314:20190907065209j:image

フィヨルドのどこか - フィヨルドのどこか

f:id:remaker314:20190907065128j:image

昨晩の祈りは虚しく、今日は雨の降る音で起床する。最悪の朝です。



とりあえずテントの中でコーヒーを淹れる。

音楽もかけて気分を盛り上げてみたのですが、間奏の時に雨音が聞こえるので逆効果でした…

f:id:remaker314:20190907065303j:image

気を取り直して撤収し、走り始める。

 

f:id:remaker314:20190907065948j:image
f:id:remaker314:20190907065944j:image

この辺りはフィヨルド特有の形により、入り組んだ奥の方はほとんど無風になります。

そのため、波が立たず、水面は静かに鏡のように佇んでいる。

 

f:id:remaker314:20190907070010j:image

遠くの家もこの通り。

まるで海とは思えないほどの静寂に、思わず息を飲む。

f:id:remaker314:20190907070036j:image

また、フィヨルド特有の地形として平地の部分は海に沈むので、山の部分だけが沈まずに残っています。そのため、ルートとしては

登って

f:id:remaker314:20190907070128j:image

下って!

f:id:remaker314:20190907075206j:image

 

登って!!

f:id:remaker314:20190907070211j:image

 

下って!!!

f:id:remaker314:20190907070229j:image

 

登って!!!!


f:id:remaker314:20190907070305j:image

下って!!!!!!!!!

f:id:remaker314:20190907075107j:image

 

を繰り返す破茶滅茶なルートになります。

もうね、アホなのかと。

f:id:remaker314:20190907075227j:image

アップダウン多すぎぃ!!!

天気はなんだかんだで回復したのですが、その分風が出てきて、向かい風に、斜度に、ぼこぼこにされる僕達。そして極めつけが、未舗装であること!

f:id:remaker314:20190907075254j:image

朝の雨で粘り気を持ってしまい、登りはべたつき、下りは滑るというね。登りも辛かったけれど、下りも怖いという、隙のない二段構えなのでした。



あまりのきつさに、車の人が挨拶してくれても返す余裕がない。

f:id:remaker314:20190907075331j:image

そしてその余裕のなさを見抜かれたのか、いつもはダッシュで逃げる羊達も全然逃げずにじっと見つめてくる始末。ハァハァ言いながらこんな坂をわざわざ登っている僕達を見て彼らは何を思うのだろう…

 

 

そんな道中でしたが、わざわざ遠回りした甲斐があったと断言できるほど、綺麗な紅葉が迎えてくれました。

f:id:remaker314:20190907075702j:image

まだ九月だけど、木々や苔達がそれぞれの色へと変わり、それが入り混じり、紅葉の『紅』色となる。

それが海の綺麗な青と絶妙にマッチして、なんとも言えない情緒を醸し出している。

f:id:remaker314:20190907075800j:image
f:id:remaker314:20190907075806j:image

こういう道なら、多少のアップダウンも許せるかもね。向かい風は許せないけど!

f:id:remaker314:20190907075840j:image

途中に寄ったホテルは1000k(役950円)でキャンプができて、wifiも使えるという好条件でしたが、もう少し進めそうだったので断念。

 

その後風が強烈な横風に変わり、脇に落ちそうなほどだったので土手の下で野宿を決行することに。

f:id:remaker314:20190907075908j:image

幸か不幸か、朝濡れたテントを乾かせ、風も防げて快適に寝れそう。本当はキャンプ場泊まりたいんですけどね、本当はね!

f:id:remaker314:20190907075930j:image

走行距離91キロ

合計距離621キロ