飯とカメラとアウトドア 

家にいるとソワソワする。外に出ると家が恋しくなる。何をしていても落ち着かない、社会人のブログ。

day.121 助けたつもりが助けられ

Selaya - Buenavista 

どうやら日本ではクリスマス戦略による多大な影響を受けているようですね。友達が、後輩が、時に先輩が一喜一憂している様子がツイッターで呟かれており大変カオスな状況となっております。彼らに幸あれ。

 

僕はそんな中一人でオートホテル(ラブホテル)を堪能しておりました。こんにちはやしまるです。キングベッドは広くて良いなぁ。

 

今日もなんやかんやで出発は昼過ぎになりました。wifiがあるとどうしても遅くなってしまうんですよね…これだから現代っ子は!

 
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実は、今日の道、100キロ補給がゼロでした。コンビニないことは知ってたんですが、レストランか屋台一個くらいあるだろ、って高を括っていたらゼロでした。

バッグを掘り起こし発掘したのはピーナッツ小袋とツナ缶一個。ひもじい…ひもじいぞ…こんな時にトルティーヤがあれば…!

 
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道はずっと高原を突き進んでいきます。美ヶ原を彷彿させる茶色の草原が広がっており、なかなか眺めは良いのですがいかんせんお腹が空いた。

 
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しかも、昨日いらっしゃった穴神様が今日もいらっしゃった結果、2日で5回パンクしました。メキシコの道路面はそこまで悪くないけど針金がまきびしの如く散乱しているなぁ…  

 

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そんな中走ってると路上に止まっている車を発見。どうやらエンジンが不調の様子。あと2キロ押していければ料金所があり、トラックに乗せられるらしいのですが、ここからはしばらく登り。ひとりのおっちゃんが必死に押しているんですがびくともしてないので、手伝うことにしました。

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押してる間は、色んな話をしていました。お互いの国の話をしたり、仕事の話をしたり。この車に乗ってたセルヒオさん、マツダで六ヶ月働いたことがあるらしい。乗ってたのはホンダのシビックでしたが。

『日本の車はすごい。全然壊れない。』って押しながら言っていたのには笑ってしまいました。

 

2キロ進む頃には、すっかり真っ暗になってました。まぁ、僕も今日は適当なガソスタで寝ようとしてたので、料金所の近くで寝るかーと思っていたら、レッカー車に自転車も詰められるらしく!

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時速100キロで進む点Pとなる。

 

前バス乗った時はなんて退屈なんだと思ったけど、ローカルトラックの運転はジェットコースターの域。クリスマスに向けて渋滞している道を縦横無尽に駆け抜けていきます。メキシコシティに近づくにつれてどんどん交通量が増えているんですが、それを物ともしないハンドルさばき。2時間ずっと興奮しっぱなしでした。何だこれ楽しい!

 

そして着いたのはセルヒオさんのお宅。

夜ご飯を頂き、そのまま泊めてもらいました。

 

助けたつもりが助けられてしまいました。

まだまだ僕は恩を売れるだけの人間にはなれないようです。

 

走行距離100キロ

合計距離8725キロ