何だかんだここまで4か月、カナダ、アメリカ、メキシコと走ってきて雨に降られたのは1週間くらいなだけという圧倒的晴れ男を発揮してきた僕 。
対するは毎日雨が降るという旅人泣かせの地球と太陽が生み出した悪魔、雨季。
ここに1つの矛盾が生じた。
絶対に晴れさせる男
vs
絶対に雨を降らせる気候
天秤は果たしてどちらに傾いたのだろうか…!
AM 6:00 起床。 雨降ってる!!!
一気にやる気を失くす僕。バスを使う予定はないので、アグアスカリエンテスから遺跡まで歩いて登らないといけないのに…
しかも、マチュピチュ山のエントランス時間には制限があり、8:00までに標高差400mを駆け上がらなくてはなりません。
何だかんだ出発は7:10ほどになってしまい、雨の中まさかの朝から階段ダッシュ。部活の朝練か。なんとか1時間半かかる所を40分で登りました。
しかしそこからも地獄は待っていました。
マチュピチュ山、どうせ標高2500mくらいだろう、大したことないだろうと思ってたらまさかの標高3000mあり、急傾斜の階段がずっと続きます。
ずっと続く階段、止まない雨、先の見えない天気。。。。
これ完全に雨季の勝ちじゃね?(;´д`)
という邪念が心に過ぎります。
でもあれだ、これまで体育祭や修学旅行、数々の大事な場面は晴れてきた。
自分の晴れ男力を信じて登り続けると……
徐々に徐々に…
晴れました。
おぉぉおぉおおぉおおお!!!
曇っていたのはどうやら下界だけだった様子。
雲の間から、ばっちりあの『天空の遺跡』が見えます!
あれだけ降っていたのが嘘のように太陽が顔を出し、時折かかる霧が幻想的な雰囲気を醸し出します。
なるほど、確かにこれは『死ぬまでに一度は見たい景色』かもしれません。
頂上でたまたま出会った旅行者、たいきさんと記念にパシャり。
しばらく頂上でゆっくりして今度は遺跡のほうへ降りてみました。
ポスターや写真で見たことのある景色がドーンと目の前に広がります。
実際、あの写真と同じ景色な訳ですが、やっぱり自分の目で直接見るのは違いますね。。。
アルパカなのかリャマなのかよく分からない
とりあえず世界遺産の茅葺き屋根をむしゃむしゃしてました。
個人的に言うと、マチュピチュ遺跡より、マチュピチュ山を登って見えた景色のほうが感動しました!
遺跡のほうは凄いと言えば凄いんですが、インカ帝国の歴史や伝統に全く興味のない僕からしたら『おぉ、すげー』という感想しか持てませんでした。
それよりも、遺跡の奥に佇むワイナピチュ山の個性的な形や、周りを取り巻く川、谷、そして無数に連なる山脈があの遺跡を100年前までずっと隠していたという事実、そしてそれを見つけた時の感動が味わえる山頂トレッキングのほうが僕は印象に残りました。
なのでどちらかと言えば、『死ぬ前に一度は登りたい遺跡』ですかね、あくまで個人的意見ですが!)^o^(
登山の後は温泉へ。
ここ、マチュピチュ村はアグアスカリエンテス(暖かい水)という名前の通り、温泉があるんです!!!うひょーー!( ´∀`)
湯船に入るのは、、あれ?4か月ぶり!!
前にカナダで入ったぶりです!
ちなみに湯温は…うん…ぬるい…
日本の基地外じみたアツアツのお風呂が懐かしい限りです。
クスコでは日本人と全く会わなかったんですが、ここマチュピチュ村では何人かとご対面し、この後ご飯やお酒タイムに臨むのでした。