飯とカメラとアウトドア 

家にいるとソワソワする。外に出ると家が恋しくなる。何をしていても落ち着かない、社会人のブログ。

iceland day.22 氷河と風に流されて

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レストエリア - レストエリア 

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昨晩は、小さいながらもオーロラが見れた。この一点も雲のない星空から、誰が朝雨が降ると予想するだろうか!全くもってアイスランドの天気が分からない。

 

昨日泊まったレストエリアには僕達の他に、もう一人サイクリストがいた。一応、グレーゾーンではあるけど、サイクリングマップによるとレストエリアでの野宿は禁止されていない。ただこの時期、サイクリストとすれ違うことはあれど、一緒の場所で寝るのは初めてだった。

 

彼の名はデイビッド。

アメリカから来ていて、彼もまた自転車で一周しようとしているそう。海外ツーリングは初めてだから、見る景色全てが新鮮で素晴らしいと嬉しそうに語っていた。

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なぜかチャリで来たポーズ。

 

僕はドラゴンクエストのような世界だと思ったのだけど、彼は有名オープンワールドゲーム『スカイリム』をした事があって、それをリアルでプレイしているみたいと言っていた。やっぱり、考える事は一緒だ。こんな景色、ゲームじゃないと見たことないよね。

 

夢について、聞いてみると

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『毎日、自分の中のヒーローになること。人生を最大限に楽しむために、日々取り組んでいる。まだ満足はしてないけどね。10代の時の自分や、将来の娘や息子に、がっかりされるような人生にはしたくないんだ』

 

と力強い言葉をもらった。

僕は毎日、自分自身に満足できているだろうか、今日一日、精一杯頑張れただろうか。

そう問いかけるきっかけになったような気がする。

 

夢を聞くということは、いつも相手以上に僕が得るものの方が多い。人それぞれやりたいことがあって、日々努力していて、そういう人達を見ると僕も負けてらんないなって気持ちになります。ありがとう!

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今日も氷河の横を走る。昨日は雲の影響か、氷河のすぐ近くで寝てもそこまで冷えなかったが、実際に走るとその冷気を感じる事ができる。

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途中寄ったところだと、こんな氷河が流れているスポットがあった。崩れ落ちた氷の塊がどんぶらこと川に流れていく。初めは雪の塊のような青色に見えるのですが、

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これが水に飲まれて表面が磨かれていくことによってダイヤモンドのような輝きの氷に変化し、黒いビーチにうちあげられている。

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ここが、有名な観光スポット、ダイヤモンドビーチです!こんな寒いところで、氷を愛でることになるとは思わなかったよ。

 

ちなみにそのままランチタイムに入り、氷河を眺めながらスープを飲んでいたのですが、

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吹き下ろしの風が寒すぎて、全く暖まらなかった…寒い、寒すぎるよ氷河…((((;゚Д゚)))))))

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気を取り直して、走り出す。今日はもう一つ氷河の他に訪れる場所がある。それは、パフィンツアー!

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アイスランドにしか生息しないパフィンを間近で見られるという島があり、そこに行くツアーがあるのです。もしかしたら自転車でも行けるかもしれない、とダートを走っていったのですが…

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ツアーは…八月で…終わっていた……

しかも島までは湿地帯を通るのでツアーじゃないと行けない…

 

そしてこのツアー、9000kr(8000円)する…

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ガイドブック、そういう情報こそ載せていて欲しかったな…

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しょうがないのでもう一度ダートを戻る。まだ晴れてるからいいけど、雨降ってたらブチ切れ案件ですよ。

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やる事もなくなったので、もう一つの氷河へ向かう。正直氷河はもうどうでもいいのだけど、こっちのほうがすぐ近くに寄ることができるのです。

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実際行くと、なるほど、これは迫力がある、、、

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ところどころミシミシと音が聞こえ、今も少しずつ動いているのがわかる。そして水面に反射して鏡のように見えるのです。

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夕日も相まって、なかなか感動する所でした。

 

そして今日はその近くの国立公園のキャンプ場で泊まろうとしたのですが、お値段なんと2250kr(2100円)、、、!!

 

設備が良いのは分かるのだけど、共用ルームがない。のでもうすこしだけ進むことにした。

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という事で今日もレストエリアの裏で野宿。明日は雨という事が分かっているので、みんなでテントを固めて夜ご飯を食べながら、憂鬱な気分を吹き飛ばすように乾杯をする。

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明日も晴れてくれるといいんだけど。

願いながら飲んだビールは少し苦かった。

 

走行距離 92キロ

合計距離 1661キロ