飯とカメラとアウトドア 

家にいるとソワソワする。外に出ると家が恋しくなる。何をしていても落ち着かない、社会人のブログ。

iceland.day.23 氷河さん、お手柔らかに

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レストエリア - Kirkjubæjarklaustur

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昨日寝たレストエリアにはゴミ箱やトイレはなく、自転車にも体にも重い荷物を抱えていた僕達は、なんと昨日値段を聞いてスルーした国立公園に戻ることにした。

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昨晩値段を聞いて『やっぱ泊まるのやめる』と言って出て行った僕達に、もう一度笑顔でハローと挨拶をしてくれた受付のお兄さんは人格者に違いない。

 

この国立公園には氷河のウォーキングツアーや山岳地帯のトレッキング等様々なアクティビティが存在します。ただ氷河は昨日散々見たし、トレッキングは時間かかりすぎるし…

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選ばれたのは滝でした。

もう何回見るねん、って話ですよ。

でも、このSvartifossは滝の裏にある岩が柱状岩になっていて、少し珍しい形をしている。

 

こんなにきれいに一本で流れ出す滝も珍しいかも。だいたい30分〜45分くらいで行けるのでぜひ!

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そこから今日も走り出す。アイスランドを三週間走っていてなんとなくわかってきたのだけど、基本的に風は山から吹き下ろすように吹いてきます。

 

そして氷河は急激に空気が冷えるのでその気温差で風が増す。どういう状況かというと、f:id:remaker314:20190919071704j:image

氷河に近づこうとすると向かい風になって、出ようとすると追い風になります。

 

なので走り出しはめちゃくちゃ追い風。本当に追い風!

どのくらい追い風かというと、近くに流れている滝が滝じゃなくなるほど。

 

アイスランドの滝も大変なんだね…

 

ちなみに、氷河も無限に存在するので、道の先に氷河が見えたりすると途端に向かい風になって、『ひょうが…ひょうがあああああああ!!!!』と叫びながら走る羽目になる。

 

そしてそういう場合、チリやアルゼンチンのような風の強い国は大抵風除けのためのシェルターがあるものだけど、この国ではそんなものはないので基本的にはこのトイレが僕達の憩いの場となるのです。

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そんなこんなで次の街、Kirkjubæjarklausturに到着。ここの街でやることはキャンプ場で泊まること以外ありません。

ただし僕達にとってキャンプ場に泊まるということは、芝生の上にテントを張り、汚れたコッヘルやバーナーを掃除し、シャワーを浴び、服を洗濯し、wifiを使って今後の作戦を練るという言わば一大イベントです。

最近はもうキャンプ場に泊まれるという事だけで嬉しいよ。

 

勿論、夜に作るのはカレーです。ええ。

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これももう何度目だよって感じですが、この室内で作れるカレーというものは、本当に贅沢なものなんですよね。

日本に帰ったら、屋外で調理することがこれから何回あるんだろう…

 

まだまだ氷河地帯は続く、今後もお手柔らかにお願いします、氷河さん。

 

走行距離 74キロ

合計距離 1735キロ