レストエリア - Reykjavik
東の空が明るく光り、その明かりでテントが照らされ目を覚ます。チャックを開けて外に這い出てみると、朝日が見えた。この光景、一昨日も見た気がするんだけど……
時間が巻き戻ったような感覚ですが、スマホをみると何も変わらず。
くそー!また同じ道を行くなんて!
とりあえずselfossでまた買い出しをする。
とりあえずしょうがないので走ります。
ただ、この日は天気が良かった。前走った時は雲に隠れて見えなかった場所がよく見えて、同じ道を走っているとは思えないほどでした。
火山灰の影響か、黒い地肌が見えている山からは、もくもくと温泉の煙が立っている。こんな光景、前は見えなかったなあ。
坂道を登っていく。
しばらくすると、雲の中に入った。
視界が5mほどしかなく、風も強烈な横風に変わり横の側溝に落とされそうになりながら進む。
ただし、これは一時的なもの。
抜ければ晴れるはず…と信じて突き進むと…
晴れたー!!!
うおおー!晴れだー!!!
と叫んでしまうほど、嬉しい!
そして首都、レイキャビクにも到着!!
ここまで来るのにかなり時間がかかりました…
市街地に入ると、交通量がえげつないことに。
アイスランドの総人口は約33万人だけど、そのうちの20万人がここレイキャビクに住んでいるらしい。
一号線は高速道路のような状況なので、自転車も一応通れるけど危険を感じ撤退した。
幼稚園の庭のテーブルをお借りして、昼ごはん!こんな良い所で、ゆっくりとランチタイムを過ごすのも久しぶり。
紅葉が始まっている木々を抜け、
向かうところは…
家畜動物園!!
宿のチェックインが16時からだったので時間つぶしに来てみたけど、ここがなかなか穴場で良い感じ。
クロギツネや
ミンクや
トナカイや
ヤギや
ツノガエルや
トカゲや
イグアナや
ブタや
アザラシや
その餌付けまで
ぜーんぶ見ることが出来るんです!!!!
また横には遊園地が併設されており、今は工事中で半分ほどの施設は使えないものの、十分遊ぶことが出来る。
首都にある遊園地、工事中で何一つ動いていないんですが、このシーソーバトルできるだけで推せる pic.twitter.com/aIshmae6qC
— やしまる@自転車アイスランド一周🇮🇸 (@remaker314) 2019年9月25日
正直、900kr(800円)でこれは凄い。大の大人がめちゃはしゃいで遊んでしまった。これは一日中いれるな。いや、やっぱり半日で。フルパワーで遊ぶと、すぐ体力がなくなってしまう歳になってしまったもので…
そんな時は、隣にある植物園が程よく癒してくれます。
今日の宿は、ブッキングドットコムで予約したホテル。アパートの一室を貸し切るようなタイプで、少し奮発して五人用ファミリールームを予約してしまいました!
この広さと綺麗さよ。
まあ五分後には僕達がありとあらゆるものを干したおかげで跡形もなくなったんですが。
そんな夜に作るのは、ハンバーグ!
なんと1キロのひき肉が500kr(450円)で売られていたので、2キロ買って、一人当たり500gのハンバーグを作る事に!
1ポンドハンバーグも小さく見えてしまうほどの量である。
玉ねぎを切り、パンを粉にして混ぜ、炒めた玉ねぎを混ぜて焼けば…
500gハンバーグの完成じゃー!!
美味い。美味すぎる。もう油の暴力。噛めば噛むほど肉汁が溢れてくる。そしてその油を吸った付け合わせの茄子はもはや溶けている…
そしてお酒も特別なものを。
ああ、やっぱりこうやって宿に泊まって、人並みの生活をするというのは最高だなぁ。
生活レベルはホームレスと変わらない日々を過ごしてきた僕には、たったこれだけのことでとてつもない贅沢のように思えるよ。
走行距離 69キロ
合計距離 2164キロ