先日、見覚えのないアドレスからメールが届きました。
英文で『しまなみ海道に行ったよ!』と書いてあり、アクティブな迷惑メールもあるものだなと思ってたら…
昔アメリカで出会ったジェリーさんからでした。
僕がアメリカ西海岸を走っていたとき、一度はキャンプ場で、そして2度目は道の上で再開したジェリーさん。
東海岸のボストンから、わざわざ西海岸に来るほど自転車で旅することが好きな彼とは、歳の差はあれど意気投合し、戦友のような感覚がありました。
夢をきくと、世界中を自転車で旅したい!と目をキラキラさせながら言っていたジェリーさん。
彼はアメリカをそのまま旅して、僕はメキシコの方へ行くのでそこで別れたものの…
それからFacebookやinstagramでちょこちょこと連絡を取り合い、なんと一年後には日本を走るとは!
メールの最後には満足そうな笑顔がありました。本当に有言実行でかっこいい人でした。
なんだか、外で出会った人が母国に来てくれるのは、なんとも言えない嬉しさがあります。
彼が日本に来てくれたのは、しまなみ海道という素晴らしいサイクリングコースが存在するからもありますが、
もしかしたら僕を通じて日本に興味を持ってくれたからではないかと思ってしまうんですよね。
日本はヨーロッパやアメリカから見るとかなり離れていて、日本の良さを伝える広告は沢山あるけど、実際に行くには少しハードルが高い、とよく旅人から聞いていました。
日本は島国で独自の文化と言葉があり、パスポート所持率30%というところを見ても世界的に閉鎖的なほうですよね。
たしかに、そんな国に飛び込むのは少し怖さがあるのはわかります。
僕は旅していて行った国の話を日本に伝えることはできるけど、
同時に他国にとってはそんな日本について知れる数少ない機会になっていて、気づかないうちに日本のプロモーションになっていたのかもしれません。
僕もこれまで出会った旅人が良い人たちだと、その国に興味を持ったりしますし。その人たちに会うために行きたいなぁと感じます。
呼び込むことだけじゃなく、逆に外に出ることも日本の良さを伝える方法の一つかもしれませんね。
だからこそ、旅の恥はかき捨てなんて言うけれど日本の代表をしていると思ってしっかりとした身なりで旅したいものです。
今日はここまで。
アディオス!( ˆoˆ )/
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●ライター:やしまる
理系大学院生、来年3月から大阪に引っ越しします。
大学3年生の夏休みに自転車で日本を縦断、その後大阪-長野間ブルベやバリ島一周を経て、大学院1年時に休学し自転車でアメリカ大陸を縦断。その後アイスランドを経て10カ国約16000kmを走り、帰国後は報告会や展示会を開催し、主に自転車旅で得た経験を伝達しています。プリンづくりが好き。
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