期限が決まっているのにも関わらず,毎回期間ぎりぎりになって慌ててやり始める人,いますよね.
それ僕です.
なんか,色んなことが何だかんだで時間ぎりぎりになってしまうんですよね.
夏休みの宿題とか特にそうでした.なんなら期限に間に合わずに,「家に忘れてきちゃいました」って言ってその日の夜に徹夜でやる,なんてことはしょっちゅうありました.
これを書いている今も,論文の執筆期限にひやひやしながら書いていますしね.
なんで毎回こうなってしまうのか....( ;∀;)
最近友人から借りた本で,「なぜあなたの仕事は終わらないのか」という本がありました.この本は普段あまり読まない僕も感動しておすすめできるものです.
著者によると,仕事が終わらない人間は二パターンあるといいます.
一つは「ラストスパート志向型」.
物事に対し,自分の理想とする完成日時までに終わると信じ,小さいミスや他の案件に思ったより時間が取られ,結果前日に徹夜する羽目になるタイプ.
もう一つは「天才型」.
能力と馬力に優れているが,仕事にムラがあるため思い付きで仕事をしたり,求められてない所に力を使ってしまうタイプ.
どちらも共通していることは,社会人としての能力は高いのに,時間の使い方が間違っているせいで仕事が終わらないということ.
自分はどちらかというと前者のタイプですね.
前者は勝手に締め切りを設定し,それをゴールとして動くため,小さな誤差が結果に大きく響いてきてしまいます.
作中では待ち合わせの時間について例が出ています.
例えば,10時に渋谷のハチ公の前で待ち合わせをするとします.
そうしたら,大体の人は10時にハチ公に着くように予定を立てますよね.
準備が良い人は,9時55分に着くようにするかもしれません.
しかし,「10時にハチ公前集合」のゴールを「10時にハチ公に着く」という風に設定してしまうと,ちょっとしたミスや電車の遅延で誤差が生じ,結果間に合わなくなります.
僕の場合はこういう「ゴール設定のミス」により,よく待ち合わせに遅れてしまうことがありました.
筆者によると,この場合の正しいゴールは「10時にハチ公に着くこと」ではなく,
「10時にハチ公前にいる状態を作る」ことであり,
更に細かく言うと「9時半にハチ公の前のスターバックスにつきゆっくりとコーヒーを飲みながら待ち,9時50分に店を出ること」だといいます.
締め切りの前にもう一つ締め切りを作り,結果時間を守ることにつながるということは,今まで僕がやってこなかったことですね.
また,作中の例として,ビルゲイツの話も出ていました.
筆者はある式典で「花束」を用意する役目で,花束が式典の時間に間に合うようにお花屋さんに電話で予約をしたらしいのですが.
渋滞のため花屋さんが「花束」を式典に届けられず,ビルゲイツにこっぴどく怒られたのだそうです.
しかし,その言葉というのが,「花を準備するのがあなたの仕事なのであって,花を準備するために電話をすることではない」と言っていたとのこと.
何か締め切りがある場合のリスク管理というのは先ほどのように締め切りの前に締め切りを設定する方法がありますが,この場合何を求められているのか理解する必要があります.
さっきの場合は「花束が式典にある状態」にすべきで,「式典に届くように予約をする」ことが仕事ではないわけです.だから電話をかけて終わりだと仕事をしていないことになりますね.
僕の場合も,「夕方5時までに論文を提出する」ではなく,
「夕方5時には海外から「論文提出しときました!」くらい言えるくらい終わらせておいて,いざ締め切りの時にはビーチでゆっくり5時になるのを楽しむ」をゴールにすればよかったかもしれません.
海外に行くってことは飛行機が一種の締め切りになりますしね.
なにこれ楽しそう.ぜひやってみたいな.
何事にもリスク管理はつきものですね.
今日はここまで.
アディオス!!\(^o^)/
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●ライター:やしまる
理系大学院生、来年3月から大阪に引っ越しします。
大学3年生の夏休みに自転車で日本を縦断、その後大阪-長野間ブルベやバリ島一周を経て、大学院1年時に休学し自転車でアメリカ大陸を縦断。その後アイスランドを経て10カ国約16000kmを走り、帰国後は報告会や展示会を開催し、主に自転車旅で得た経験を伝達しています。プリンづくりが好き。
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