金曜ロードショーで『リメンバー・ミー』を見ました。この映画は以前見たことがあるのですが、テレビで映っているとつい見てしまいますね。
『リメンバー・ミー』はメキシコの『死者の日』を舞台にした、家族愛と夢をテーマにした映画です。
この死者の日というのは、一年のうちこの日だけ死んだ人達が現実の世界に戻ってくるとされています。そのため、生者の人達は街を色とりどりに飾り、マリーゴールドの花で死者の写真を装飾したりします。
日本でいうとお盆に近い感じかな。お盆よりももっと弾けた、パーティのような感じでしたが。
僕がメキシコにいた時、ちょうどこの死者の日と被っており、町はパペルピカドという切り絵のようなもので飾られており、
子供たちはよく分からない物をバシバシと叩いていました。笑
まあ、このように死者の日では生者は元気よく過ごしていますが、死者の世界ではどうなのでしょうか。
映画では、生者の世界のように華やかな生活をしており、『死を自覚している分こちらの方が幸せだ』とまで言っております。
ただし、こんな煌びやかな生活も、生きている人に忘れ去られると消えてしまう。2回目の死は、仏壇に写真を飾られなくなると訪れるのです。
メキシコの家族観というのは独特で、どの国よりも家族愛を大切にします。
誕生日、クリスマスは親族総出でお祝いするし、なんなら飲み会も家族絡みで参加することが多いです。
僕がいた時、色んな人に夢を聞いていましたが、『家族や大切な人と過ごす時間を大切にしたい』と答えた人が多数いました。それだけ、強い絆があるということですね。
死者の世界というのも、2回目の死があるといえども楽しい日々を送っているように思えます。『今生きている人が覚えていれば、どこかで生き続けることができる』というメッセージを伝えたい映画だったのかもしれません。
そして人に覚えてもらうためには、記憶に残るような人生を送る必要があります。
どんな人生でも良いけれど、自分で満足して終えられるように過ごせれば良いな。
今日はここまで。
アディオス!!\( ˆoˆ )/
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●ライター:やしまる
理系大学院生、来年3月から大阪に引っ越しします。
大学3年生の夏休みに自転車で日本を縦断、その後大阪-長野間ブルベやバリ島一周を経て、大学院1年時に休学し自転車でアメリカ大陸を縦断。その後アイスランドを経て10カ国約16000kmを走り、帰国後は報告会や展示会を開催し、主に自転車旅で得た経験を伝達しています。プリンづくりが好き。
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