飯とカメラとアウトドア 

家にいるとソワソワする。外に出ると家が恋しくなる。何をしていても落ち着かない、社会人のブログ。

追憶の石垣島 *1 星降る夜に

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飛行機を降りると,ふわっとした熱気と,まだ冬を感じさせる涼しい風が,住んでいた長野とは違うことを知らせてくれた.

僕は本当にこの石垣島に来たんだ.

 

 

 

大学を卒業する前,僕は大学とバイト先の友人4人と石垣島に旅行に行った.

よくある卒業旅行だが,やはり旅行というのはワクワクする.

 

少し大きめのザックにカメラと着替え,洗面用具を放り込み意気揚々と格安航空のピンクの車体に乗り込むと,どこか懐かしい気分になった.

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そもそもなぜ石垣島に行こうとなったのか.

これは完全に運とノリである.

 

「卒業旅行はどこに行こうか?」

そういってみんなで家に集まり,bgm代わりに付けたYoutubeの一番上の動画がたまたま石垣島だった.ただそれだけの事.

 

なんとなく,行ってみたいなとはずっと思っていた.

でも沖縄本島屋久島,竹富島と,日本の離島には他にも魅力的な場所は多々ある.

まさか本当に行くことになるとは.

 

ただ,テレビの画面に映るコバルトブルーの海は,それだけでも十分に僕達を魅了するだけの力があった.

 

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飛行機に乗って,気づいたら眠っていたようで,ふと窓から外を眺めると,ちょうど石垣島の上空を飛んでいる最中だった.

 

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「おおー!スゲー!!」

思わず大の大人が声をあげてしまうほど,その海は,まさにYoutubeで見ていた通りの青さ.

僕が見てきたカリブ海の青とも,カナダの絵具を溶かしたような湖の青さとも違う,透き通るような青さだった.

 

早く飛行機を降りて一刻も早く島の雰囲気に触れたい気持ちを抑え,下船する.

 

 

飛行機から降りた瞬間,ふわっとした熱気と,まだ冬を感じさせる涼しい風が,住んでいた長野とは違うことを知らせてくれる.

ああ,本当にこの石垣島に来たんだ...

 

 

この日の予定は特に何も決まっていない.

皆で待ち合わせをし,スーパーで食材を買い,AirBnBで予約した部屋へと向かう.

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この時期はまだコロナウイルスの影響は少なく,僕達の他にも観光客は多かったため,家で調理することにした.

ちなみに作ったのは八重山そばゴーヤチャンプルー.皮肉にも地元の料理を味わう前に自分達で作ってしまった.

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夜ごはんが済んだ後は近くの海に行ってみることに.

昼間に見えたあの透き通る海を少しでも見てみたかったのだと思う.

 

夜の海はとても静かで,風一つなく,穏やかだった.

海沿いを散歩したり,貝殻を拾ったり,魚を捕まえようとしたり.

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それぞれがそれぞれの思うように楽しい時間を過ごしていた.

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ふと上を見上げれば,そこには満点の星空が.

 

ふるさとの長野の星空と並ぶくらい綺麗な星空を眺めながら,夜はしっとりと更けていった.

 

 

今日はここまで.

アディオス!\(^o^)/

 

 

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●ライター:やしまる

自転車総合メーカーのサラリーマン。

大学3年生の夏休みに自転車で日本を縦断、その後大阪-長野間ブルベやバリ島一周を経て、大学院1年時に休学し自転車でアメリカ大陸を縦断。その後アイスランドを経て10カ国約16000kmを走り、帰国後は報告会や展示会を開催し、主に自転車旅で得た経験を伝達しています。プリンづくりが好き。

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