カフェを後にした僕たちはそのままお昼ごはんを食べに行き,その後は次第に段々と眠くなる一同.
どこか砂浜で昼寝をしよう!と決まり車を走らせることに.
石垣島はだいたい一周120kmほどで車で行けば4時間ほどで周れてしまうのですが,なにぶん景色がきれいすぎてついついゆっくり走りたくなる.
橋があらわれる度に透き通る川と岸に生い茂るマングローブが見られるし,サトウキビ畑の横を窓を全開にして駆け抜けるのは非常に気持ちが良い.
海沿いの坂道を上った先には,一瞬空の眩しいすこし白みがかった青の後に,下から濃く深い海の青が見えてくる.
更にそのあとから浅瀬のきらきら光るコバルトブルーがせりあがってくるので,あまりの興奮に皆「おおー!!」と声が出てしまう.本当に走っていて楽しい道です.
そんな道をしばらく走ると,最北端の砂浜,平野ビーチに到着した.
サトウキビ畑の途中まで車で行くことができ,そこからは身の丈を用意に越す熱帯植物たちのトンネルを通って砂浜まで行くことが出来ます.
この緑と青のコントラストがまた美しい.
まあやることと言えば昼寝なんですが.
シーズンではないので人は全くおらず,目を閉じれば波が砂浜をなでる音しか聞こえない.
気温も20度強で,海に入るには少し肌寒いけど,昼寝をするにはもってこいの気温.
気づけば一人,また一人とうたた寝をしており,気づけば1時間ほどたっていました.
その後は有名な川平湾に寄ったり,結局一匹も釣れなかった釣り竿を返しに行ったりしながらあるポイントへ向かう.
実はこの日,昼間は車でゆっくり一周しようと企画していたのですが,夕方からはあるツアーに申し込んでいたのです.それは,「サンセット&スターカヤックツアー」
夕日と星空をカヤックに乗りながら眺めるというなんとも贅沢なツアーを申し込んでいました.
ポイントに着くと,すでに日は傾き始めていて幻想的な景色に.
ツアーの電話をしたときにガイドの人が「今日は絶好のサンセット日和です.本当にラッキーですね!」と興奮気味に話していたのにうなずけるほど,風もなくまさに凪の状態.
ツアーの内容としては膝上くらいの深さの遠浅な海を指定された範囲内ならどこでも漕いでいいよ,というものだった.
それをいいことに僕たちはパドルで水を掛け合ったり追いかけっこをしたり遊んでいたのすが...久しぶりに思いっきり童心に帰りはしゃげた気がする.
気づけば日は落ち,空がオレンジと紺に染まっていく中,ポツリ,ポツリと光の点が輝きだす.
初めは一番星しか見えませんでしたが,次第に星が瞬きはじめ,あっという間に空には満点の星空が.
波にゆらゆらと揺られながら,カヌーに寝転んで眺める星空はそれはそれは綺麗なものでした.
ちなみに水を掛け合ったせいで服はびしょぬれ,そんな状態で波に揺られていたもんだから翌朝皆風を引いていました.
良い子は黙って星空と夕日に酔いしれましょう.
今日はここまで.
アディオス!\(^o^)/
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●ライター:やしまる
自転車総合メーカーのサラリーマン。
大学3年生の夏休みに自転車で日本を縦断、その後大阪-長野間ブルベやバリ島一周を経て、大学院1年時に休学し自転車でアメリカ大陸を縦断。その後アイスランドを経て10カ国約16000kmを走り、帰国後は報告会や展示会を開催し、主に自転車旅で得た経験を伝達しています。プリンづくりが好き。
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