
今回泊まるホテルは川の上のホテル。
朝食も川の上だし、トイレも川の上だ。
常にどこかゆらゆらと揺れている気がするが、
そんな中朝日を眺めながら食べる朝食は格別。

なんだか今日は釣れる気がする。
意外にもタイで渓流釣りをしている人は多いらしく、ネットの海で調べるとポイントがだいたい特定できた。
また、道中釣具屋に寄ることができ、サイヨーク国立公園では、どこでも釣りをしても良いとの情報を得ることができた。
これで堂々と釣りができる。

オフロードを抜け、調べていたポイントへ。

タイの川といえばドス汚いドブ川を想像していたが、普通に綺麗で驚いた。

早速ルアーを投げてみる。
魚影はあるが、スプーンへの反応は鈍い。
ということでミノーに切り替えて上流に歩いていくと、ストラクチャーの陰から飛び出てバイト!ファーストランが強い、ニゴイの仲間のカスープだった。


初魚種、さらには海外となると嬉しさもひとしお。
しかも同じ場所でゆうわちんもカスープをゲット。
なんとゆうわちんは日本では釣れず、今回のが初フィッシュになるらしい。とても思い出に残るだろうな。

地元の人に聞いてみると、上流が良いようだ。 その後カスープを何匹か追加し、午後はさらに上流へ。

あるようでないゲートを越えると、一応アジア象の生息域になるらしく、象注意!の看板が出てくる。

注意にしてはやたらポップなのが気になる。
上流ではポムタという大きな柑橘の農場があるらしく、いっぱいに積んだボートがひっきりなしに川を通る。
ボートにはエンジンが付いているため、通るたびに大きな音と波が巻き起こる。

仕事だからしょうがないけど、これ、釣れるんだろうか?

水量はちょうど良い、ただし魚からの反応は鈍い。魚の目の前をシビアに通してようやくチェイスがあるレベル。
なかなか目当てのバーミーズトラウトには出会うことができず、夕暮れも近づいて来た中、一つのストラクチャーが。

もうここで釣れなかったらラストにしよう。
そう思いミノーを投げると、着水と同時にバイト!
カスープとは違う、ウネウネと首を振るようなマス系の引きがあり、釣り上げると大きな口と斑点が見えた。お目当てのバーミーズトラウトだ!

バーミーズとは、ビルマ、つまりはミャンマーを意味する。
ミャンマーと国境沿いの山岳地帯、人が決めた境界を超えて生息するバーミーズトラウトに強いロマンを感じてここまで来た。

サイズは20cmにも満たない小さな個体。
しかし異国の地で、初めての場所で、初めての魚はそれだけで感動だ。
美しい魚体に惚れ惚れとして撮影していると、ゆうわちんの方でもヒット!
残念ながらバレてしまったが、引きの感じ的にはバーミーズトラウトのようだった。

日も傾いてきた為、今回はここで釣り納め。
結婚する友人にも良い思い出話ができた。
ホクホクとした気持ちでバイクに乗り、どこから話そうかなと考えながら、帰路についた。