飯とカメラとアウトドア 

家にいるとソワソワする。外に出ると家が恋しくなる。何をしていても落ち着かない、社会人のブログ。

iceland day.19 たまにはゆっくり休息を

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Stöðvarfjörður - Berunes

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昨日までの快晴が嘘のように、雨と風が今日も出迎えてくれた。こんな起床の仕方、日本に帰ったらないんだろうな…

なくていいんだけども。寧ろもう2度とこんな起き方したくない。



雨の中いそいそと準備をする。

そんな時、前側に付けていたサイドバックからバキッ!

と音がして見てみると

 

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バックル取れてるー!!

うそーん!!

 

ここをキャリアに引っ掛けて止めるので、このままでは付けることができない…ので、

 

あと1時間出発延長で…』

少し待ってもらい、その間で応急処置することに。

 

 

といってもどうやって直そう。こんなプラーンなってるし

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うーん、とりあえず針金で固定するか…(*´ー`*)

正直それしか思いつかないのだけど、

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案外くっついた。

正しくいうと、くっつけた。

とりあえずは保ちそう。

針金はこういった時に役立つのでおすすめです。

 

そんなプチトラブルの後、暴風の中出発する。f:id:remaker314:20190915063421j:image

こんななってる山の麓を海岸線に沿うように進んでいきます。こんな時、GoProがあれば動画に残せるのだけど、、、彼は今ご臨終しているのでリュックの中に封印されている。なので、雨風が凄い時の記録は基本的にはありません。

 

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ただし暴風がそれほど悪いか、というとそうでもない。この日は追い風方向に吹いてくれたおかげでかなり楽な走行となった。


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そしてなぜか走れば走るほど晴れる不思議…

今日は一日中雨予報だったんですが、悪くない方に天気予報が外れた。
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しかし、朝の暴風雨で心がやられていた僕達は、青空を見て『まだ走れる!』ではなく『こんな天気の日はゆっくり昼寝したい』と思ってしまった。


気づけば体が勝手にキャンプ場に入って行きましたとさ。
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キャンプ場でやることと言えば、バーベキューでも花火でもなく…

 

干すこと!!

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晴れの時間はとても貴重なので、とにかく今朝濡れたテントやシュラフやマットや服やゴアテックスや…何から何まで干す!!


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晴れだからこそ、休むことが必要なのです。

走るのはいつだってできるけど、休むのは今しかできない。思えば今のところかなりノンストップで走り続けているので、こんな風に青空を眺めた事も少ないんですよね。


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日が出ている時に飲むビールもまた、格別に美味いんです。ちなみにこのビールは165kr(150円)で売っているビールと蜂蜜を混ぜたような飲み物で、めちゃくちゃどハマりしています。

 

 

こんな日も悪くないよね。

僕達は走るためにアイスランドに来たんじゃなく、楽しむために来たのだから。

 

……そう自分に言い聞かせる。

 

走行距離 43キロ

合計距離 1376キロ

 

iceland day.18 まるでLIFEの世界

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レストエリア - Stöðvarfjörður

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昨日は一日中晴れ&夜も晴れだったため、放射冷却により朝は冷えた。めちゃくちゃ冷えた。

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寒すぎて今日も前室クッキング!

 

テントは凍りつき、ジッパーが開かず五分ほど前室でジタバタする羽目に。結露対策でメッシュ部分を開けていたのですが、そこも凍りつき、しかも結局結露するという。

 

朝から色々と干さないといけなくなった。でも干せるというのも晴れているから出来ることなのです。

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干せるだけ、今日は良い方だ。

 

 

まずは東部最大の街、Egilsstaðirで買い出し&情報収集する。まぁ大きい街と言っても僕達が行くのは激安スーパーbonusと

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wifiとトイレがあるインフォメーションです。

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お昼は安かったイチゴと、

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なんと豆腐!

一つ250kr(220円くらい)と豆腐にしては高いんですが、ずっしりしてて美味しい。

 

 

そしてここで気づく。

ここから25キロ先に、映画LIFEのロケ地がある…!!

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皆さんLIFEは見たことありますか?僕も一回しか見たことはない!んですが、ここアイスランドを舞台にした壮大でロマン溢れる映画です。

映画「LIFE!」 《人生が変わる》6分間予告篇 - YouTube

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この主人公がスケボーで下った坂が近くにある!行ってみたい!!

と思ったんですが、坂ってことは登らないといけないわけで、、、

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そしてその坂が逆方向に600m登るんですよね。しかもロケ地は坂の向こう側だから、帰りも登らないといけない。

 

うーーーん、凄い悩んだんですが、、

このスケボーの坂、よく見たらアイスランドのどこにでもあるような、、、、

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結論、良い感じの坂を見つけて写真をそれっぽくしよう、

となりました。

 

映画ファンが見たら激おこ案件だ、、、

 

でもその先の東部フィヨルドも、北部とは景色が違って、美しい。

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この坂とか!ほら!LIFEみたい!!

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ここもほら!!

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ここが僕達のLIFEだ。そう、LIFEは僕達の心の中にあったんだ。

※ありません

 

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途中、トンネルもあり、

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坂もありでさらに奥に入っていくと、そこはもうLIFEの世界というよりは、リアルドラゴンエストの世界でした。

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あの島とか、絶対空飛べるようになってから行くと洞穴があって中にダンジョンあるやつだし、

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あの山なんて絶対魔王城だし、

 

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そしてこの街はその前にセーブして体力を回復させるところだ!

 

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ゲームや映画の世界を感じられる、そんな子供心が蘇るような道中でした。



もちろん、明日魔王城に挑むので今日の夜はこの街でセーブします。久々のシャワー(お湯が出るシンク)で体を綺麗にし、

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ビール缶で米を炊くというおしゃれな事をしようとしたのですが、


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見事に焦げました。もう2度とやらない。

まぁ、これもまたLIFEだよね。

 

 

走行距離 95キロ

合計距離 1333キロ

 

iceland day.17 ある晴れた日

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Grímstunga - レストエリア

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キャンプ場とは何のために存在するのか。

僕達はテントもあるし調理道具も持っているからだどこでも寝れるし夜を過ごすことができる。だけどアイスランドではそもそも野宿が原則禁じられてるし、キャンプ場には大抵雨風を凌ぐ木や建物があり、wifiやシャワーも使えるからこそ僕達は向かうのです。

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その点を踏まえると、この日泊まったところはキャンプ場ではなかった。雨風を凌ぐ木もないためテントは雨ざらしになり、wifiやシャワーなど以ての外。ただの草の生えた駐車場というのが一晩泊まってみての感想である。

これで750kr(700円)とはこれいかに。

と思っていたのですが、雨のせいか集金の人も来なかった。なんだこれ。

 

本当にあそこはキャンプ場だったのだろうか…

結局よく分からないまま出発しました。なんだこれ。

 

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朝は雨に降られたのですが、この日はまさかの快晴。

アイスランド的な快晴とかではなく、日本的に見ても快晴。

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どこからどう見ても快晴です。本当にありがとうございました。

 

もうね、感動しかないですよ。

ここ最近の僕のブログ読んでる人ならわかるかもしれませんが、雨とカレーのことしか書いてませんからね。

 

それくらい、今まで欠けてたピースが埋まるかのように、景色が目覚めたかのように感じた。

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なんだかんだで、やっぱり晴れてなんぼなんです。南米の宝石の道やアウストラル街道も、世界三大サイクリストの聖地なんて言われてるけど、晴れなければ大したことないんです。

逆に晴れた時のアイスランドは、それに匹敵するほどの実力を持っている。そう感じます。

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標高400mでこの景色って…

宝石の道とよく似た景色ですが、あっちは標高5000m近いですからね。

そう考えると、めちゃくちゃコスパ?が良いんですよね

 

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集合写真を撮ったら失敗して阿修羅像みたいになってしまった

 

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お昼ご飯を気持ちよく外のテーブルで食べたのもいつぶりだろう。最近はいつも雨に怯えながら食べてたから、のびのびとできる気がする。

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ちなみに、アイスランドを走っていると、現地人よりその何百倍もの羊に遭遇します。彼らは基本的には自転車をみると逃げ出すんですが、

『メェ〜〜』と鳴きながら近づくと『なんだ羊か』と思われるらしく、逃げ出さないどころか近寄って来る、というどうでも良いライフハックを得ました。

本当にどうでも良すぎるな…

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そこから走り続け、キャンプ場には辿り着けなかったのでレストエリアでキャンプすることに。ピクニックテーブルがある分、昨日のキャンプ場よりキャンプ場っぽい気がする。

 

やっぱり晴れると楽しい。写真の数がそれを物語ってます。晴れって、人間の本能的な部分で幸せにできる力を持っているのかもしれない。

 

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この日は、さらに綺麗なオーロラが1日を締めくくってくれた。ありがとう。

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走行距離 109キロ

合計距離 1238キロ

iceland day.16 雨は降るもの風は吹くもの

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Lífsmótun við Hjalla - Grímsstaðir

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これだけ雨が降ると、ブログの話題が雨しかない。当然、今日も雨から始まる朝です。

雨、多すぎぃぃ!!!!

 

キャンプ場には日本人の夫婦がおり、少し話したところ、やはり雨は毎日降るとのこと。ずっと降ってるわけではないんだけど、必ず1日のどこかで降る。

 

僕は雨が大嫌いなので降ったら連泊したいところですが、連泊したところで状況が良くなるわけではないという、八方塞がり。今日も雨の中出陣するのでした。

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意外にも、道中は雨が降らず、ずっとこんな天気。普通なら曇りですが、アイスランド的に言えばこれは快晴です。雨が降ってなくて太陽が見えるなんて!

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快晴です。(断言)

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途中、ミーヴァトン湖に寄った。この周辺は火山活動が活発で、ザ、アイスランドな景色を楽しむことができる。

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湖と火口が見えるところや

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マグマが地表に噴出したところや

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温泉が地下に沸いてるところや

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地上に沸いてるところなど。

 

 

至る所で白煙が上がり、にょきにょきと黒い岩石が伸びているところは、まるで地球の原風景を見ているような気分になる。

そしてその光景と紅葉に染まる木々とのコラボは、実に美しい。

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ちなみにミーヴァトン湖の意味は、『蚊の湖』なので、ユスリカがめちゃくちゃ多いです。血は吸ってこないけど、めっちゃたかってきます

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観光しているときはあまり雨は降らなかったので、僕達は実はかなりもっている方かもしれない。まぁそのあとまた降られたんですけどね、雨は降るもの、風は吹くものだと思えば、そうじゃない時が大事に思えるからいいか、、、

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しかし、今日のキャンプ場は室内で寝れると聞いていたんだけど、行ってみると駐車場みたいなところしかなく、雨の中テントを張ることになったのは憤りを感じました。おい。

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たまにあるはずの避難小屋がなかったり、キャンプ場の情報が違ったり、そういうところは玉に傷だなぁと思う。そんなわけで今日も前室クッキングです。

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ちなみにこの後も雨は降り続き、一晩テントをリズミカルに叩いてくれたせいで僕は全然ねれなかった。ふぁっく!!!

 

走行距離 86キロ

合計距離 1129キロ

iceland day.15 フォスがなんだ

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Akureyli - Lífsmótun við Hjalla

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久々に柔らかいベッドに寝転んだ瞬間、動けなくなり、そのまま眠りについた。

どのくらいの早さかというと、寝転んだあとに外そうとしたイヤホンをそのままにして寝てしまうほどの一瞬。

おかげでスマホの充電がゼロになるまで音楽が流れてました。ベッドって凄い!

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ここ、アークレイリはアイスランドの第二の首都で、全人口の4分の1が住んでいるそう。そのため観光できる所はそこそこあるんですが、そうは言ってもアイスランドなので街自体はかなり小さい。

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そのため午前中は、観光しようと思ってたんですが、思ってたより見所がなく植物園に行ってました。ええ。

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しかしこの植物園、なかなか綺麗な花が多い🌼

なんて名前なのかは分かりませんが、この季節にしては色とりどりの花が咲いていました。

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男四人でもはしゃいで花を愛でられるくらいには、良いスポット!夜にはライトアップするそうだからカップルにも丁度良いかも!

 

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そのあとは僕達の大正義スーパー、bonusで買い出し。11時開店だったので10分前から待って開店凸!

待っていると、ちょうど11時に開いて驚きました。よく海外である時間のずれはここアイスランドではないのかもしれない。

 

買い出しのあとはもう街を出るだけ。本当はもっとゆっくりしたいのだけど、なんと今日も雨に追われているのです。

動けるうちに動こうと、昼ごはんを食べたら即走り出しました。

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アークレイリの街がこんなに小さく…

そして当然のことながら、この後も雨が降る、、 、

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アイスランドの北部は南部に比べて木がとても多く、ちょうど今の季節は紅葉を楽しませてくれます。晴れてれば!

木が生えるということはそれだけ水が豊潤であること。この地域は雨が多く降るということを暗に示しています。

 

それにしても雨が多い…

この後、ゴーザフォスというまぁまぁな観光スポットに向かったんですが、心なしかしょぼく思えてしまう。

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ガイドブックには『太陽の光できらめいてみえる滝』『キリスト教を布教するため北欧神話の像を投げ込んだ歴史的な滝』などと書かれているんですが、

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太陽が出てないので輝きもなく、連日の雨で濁流と化した泥水が轟々と流れているスポットなんですよね。うーん、、、

 

『フォスがなんだってんだ、滝ならもう飽きるほど見た、滝を見せる前に晴れてくれ』

そんなことを思ってしまうほど、テンションは上がらなかった。集合写真でもそのテンションの低さが伺えるほど、皆微妙な顔をしている。

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まぁそのあと峠を越えると、雨は止んだんですけどね。もう!

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雨が止むと途端にこの笑顔である。

 

完全に掌の上で踊らされてる。

晴れてれば、今まで行った国の中でダントツに綺麗なんだけどなぁ。

なかなかうまくいかないもんですね。

 

この日は、そのままキャンプ場にチェックイン。昨日部屋で干してパリパリになったテントは、早速しっとりとしていくのでした。

 

走行距離 66キロ

合計距離 1043キロ

iceland day.14 いつだってカレーは美味いんだ

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- Akureyri

 

朝僕達を起こした雨は、朝ご飯を作っている間も降り続け、走り始めても止むことはなかった。

 

こういう時に思うことは、何もない。『無』である。雨だ〜〜、とか 嫌だな〜〜という感情は全て消え失せ、感情を失ったかのように自転車に乗るだけである。

 

当然、こういう走りはつまらない。出来るなら走りたくない。それでも走る理由はあった。

 

今日僕達には行く場所があった。

 

 

それは……一軒のアパート

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そう、僕達は今日、室内で寝れるのです!!

数日前にairbnbで予約しておいたそのアパートは、僕達にとっては五つ星ホテルにも劣らないくらい魅力的に見えた。

 

シャワーを浴びるのは5日ぶり、室内で寝るのは初日ぶり、パンツを変えたのは実に15日ぶりである。(ちゃんと洗ってはいました)

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ちなみに、連日の雨で干したいものが多すぎてこんな綺麗な部屋が!

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30分後には、こう!!!

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なんということでしょう…

これにはアパートの住人も大驚き。

 

シャワーと洗濯によりようやく人間に戻れた後は、アークレイリ観光に赴くなどした。

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有名な教会、中に入ることも可能です。

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教会の中ではおじさんとお姉さんがパイプオルガンの練習をしていて、厳かな雰囲気が流れています。たまにおじさんミスってたけど。
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教会から降りていくと、街の中心部に入っていく。
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北欧感溢れる街並みに、テンションが上がります。
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綺麗なカフェから本屋、バイクショップもありなんでも揃う印象があります。
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ちなみに、自転車屋は一号線沿いのnettoの中に本格的な自転車屋がありそちらで修理や部品を手に入れる事ができます。実は昨日ぽりえのMTBのスポーク(タイヤを支える金属の棒)が折れたのですが、それも調達できていました。

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自力で張り直すぽりえ。純粋にすごい、、

 

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街の中には空気入れや工具が揃っているポイントもあります。ちょっとした修理ならここでできてしまうほど、揃えが良い。

 

 

しかし僕達の意識は観光ではなく、夜ご飯に何を食べるかにあった。

 

こうした大きな街にはもちろん大きなスーパーがあり、

大きなスーパーでは大きい肉が買える。

 

そして大きい肉を手に入れて作るのは勿論…
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カレーです!!!!

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ちなみに今日は羊のひき肉カレー🐏

羊の少しクセのある旨みと日本直伝のスパイスの効いたジャワカレー中辛が絶妙にマッチして、震えるほど美味いものができた

 

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こんなに雨が降っても、いつだってカレーは美味いんだ。

ありがとうカレー。

君のおかげで雨の日でも楽しいよ。

 

アイスランドに来て一番美味しい食事は、今のところカレーです。

 

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ちなみにこの時買ったビール、度数が15度ありまして、皆揃って顔を真っ赤にするのでした。

 

あれ、今日食べ物の話しかしてないぞ。

 

走行距離 33キロ

合計距離 977キロ

iceland day.13 気持ちと標高は上げていこう

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Holtastaðir - 北部のどこか

 

教会とその横に生えている木が風を防いでくれ、非常に静かな夜を提供してくれた。

そのためぐっすりと10時間も眠る事が出来た。ありがとうJesus。

 

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さらに今日は朝から太陽が見える!

何日ぶりだろう、晴れで始まる朝は、、、

それくらい、アイスランドは雨が多い。

 

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思えば雨季の南米でもここまでは雨は降らなかった。アイスランドの天気は変わりやすい、よく聞くけれど、変わりやすいどころではなく、常に変化していて天気予報が全く役に立たない。

 

快晴でも30分後にはなぜか雨が降っていたり、逆に急に止んで晴れだしたりと、とても忙しい空模様なのです。だから、朝日が見えたからといっても油断はできない。

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まぁそれでも日焼け止めは塗るんですけどね。

 

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こんな綺麗な晴れでも全く油断はできない。

やっぱりすぐに雨が降りました。

 

そういえば、この日はとても久しぶりに日本人に出会った。3人組で、車でアイスランド一周するそうです!

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今日レイキャビクを出発して、これからアークレイリに行くそう。その距離、370キロ。おいおいおい僕達なら4日はかかる距離だ…

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車、恐るべし。

しかも10日で三万円程で借りられたそう。チャリより安くない?っていう邪心が芽生えてしまった。なんで僕達はチャリに乗ってるんですかね、全く。

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テンションが上がり、集合写真も撮った。

あと、とても久しぶりに、夢を聞いてみた。

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家業を成功させること、笑顔でいること、三大瀑布を訪れること、

どれもできそうに思えるけど、難しいことのはず。ただ、こうやって自分の夢はなんだろう?って考える時間を日常に持つ事が僕は大切だと思う。

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三人とも、書いてくれてありがとうございました!お元気で!

 

 

久しぶりにチャリダー以外の日本人と出会えて何だか新鮮な気持ちになった。

 

そしてそのまま、今日の峠へと向かう。

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朝から420mの峠を越え、一度下り、今度は577mまで登る。

何度も言うが、標高は大したことないのである、標高は。

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なぜかアイスランドの峠は向かい風がハッピーセットでついてきて、荷物をひたすら乗せたチャリはただの鉄くずと化すのです。

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ただし、この日はそんなに時間はかからず、チュンと抜けてしまった。散々フィヨルドグラベルで鍛えられたせいだろうか、舗装されている道なら怖くない気がする!

一号線で二番目に高い峠は、自分達の成長を感じて終えたのでした。

 

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ただし、そのあと結局雨に降られたんですけどね。何なんだアイスランド

とりあえず、今日もテントの前室でご飯を作る。本日の献立は、トマトスープツナソーセージパスタ!! (長い)

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大きな街が近いので、余り物を全部ぶち込む。パワープレイな食事ですが、なかなかこれはこれで美味しい!

 

せめて雨の日でも、気持ちは上げていきたいですね。明日は第二の首都、アークレイリだー!

 

走行距離 100キロ

合計距離  944キロ