旅とカメラと自転車と 

大学院生のゆるゆる冒険記録

学生最後の夏、なにをしよう?

前回の記事

remaker314.hatenablog.com

 

こんにちわ,やしまる(@remaker314)です.

 

就職が決まり,学生生活は残すところあと一年,修士論文の実験と執筆のみ。

 

大学生活も院を含めると7年目になります。

 

色んな回り道をしてきて、だいぶ長くいてしまいました。(本当に長い)

 

研究は楽しいです。

夜中学校に残る事もありますし、寝れないこともあります。

だけど学生の本分として、最後に研究に没頭して論文を出したいっていう願望はあります。

 

 

だけどこのまま"只の院生"として終わりたくはない。

最後に学生の集大成として何かを残したい…

 

そのため、やり残したこと、やりたかったことはないか…

と僕なりに真剣にお酒を飲みながら考えたところ…

 

やはり、最後の夏は海外を自転車で走りたい。

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あの時の感動と興奮をもう一度味わいたい。

そう思いました。

 

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そして、その記録をまとめて本にしたい。

需要があるかは分からないけど、

世界中の素敵な夢と絶景を集めた、

見るだけでわくわくするような本を作りたい。

 

旅中、何度も人々の優しさと自然の雄大さに助けられてきました。

今度は自分が助ける番!

夢に挑戦する誰かの背中をちょっとでも押してあげられるような、そんな本を作れたらいいなぁと思っています。

 

 

 

旅が終わり、帰国する飛行機の中、なんとなく次の旅について考えていました。

行きたいところは山ほどある。

アフリカ、チベット、ネパール、イラン、ニュージーランドジョージア、、、

 

大人たちにはよく言われます。

『学生のうちには、社会人になったら行けなさそうなところに行くといいよ』

 

そんなの当たり前だ。

だけど、社会人になったら行けなさそうなところがはたして今自分の行きたいところなのだろうか?

 

 

そんな中、ふとある旅人の話を思い出しました。

アイスランド、自然が美しいところなら、アイスランドが断然一番だったよ。あそこを自転車で走れたら、、、、そんな贅沢な事はないだろうね』

 

よく自転車で走っている、と言うと

大変だね、辛くない?とよく返されるのですが

自転車が贅沢な場所って言われたのは初めてで、それ以来頭の中にずっと残っています。

 

もしかしたら。

こうなる事はこの時既に決まっていたのかもしれませんが、、、

 

今すべきことは、学生のうちに、とかそんな言い訳から考えられるような事ではなく、

今したい事を全力でやるべきなのではないかと感じます。

 

 

僕は、

今年の夏は、

アイスランドを自転車で一周してきます!!🚴‍♂️🚴‍♂️🌬

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僕は生きています.

こんにちわ,やしまるです.

 

とっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっても

久しぶりにブログを更新するので,謎に緊張しています.

ご無沙汰しておりました.

 

皆さん元気でしたか?

僕は今年で大学院2年生になります.

そのため,スノーボード就活に励んでおりました.

以下,面接会場の写真たちです.

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様々な条件下で臨機応変に対応し,時には死人が出るような場所も乗り越え(本当),無事内定を頂くことが出来ました.非常に厳しい戦いでしたが,やはりそういう場面での達成感はひとしおでしたね.

 

正直なところ,今までこんなに自分に関して振り返ったことはなかったので,逆に良い機会になったと感じています.このあたりの話も,そのうちできればいいな,と.

 

このブログも,そんな日々のスノーボード就活生活の忙しさにかまけて,何も投稿しないままになっていましたが,これからは復活し,またいろいろな話を僕なりの視点でできればと思います.

 

 

 

ところで,この記事に見覚えはあるでしょうか.

remaker314.hatenablog.com

 

 

 

僕がちょうど去年の今頃に更新した最後の記事です.

最後の言葉は,「また次の冒険でお会いしましょう」

 

 

 

 

 

 

そう,次の冒険が決まりました!

恐らく,学生最後になるでしょう.

これに関しては,また次の機会にでも!

 

それでは!Bless!

day.final 人と夢を"繋ぐ"旅

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Canada🇨🇦 - USA🇺🇸 - Mexico🇲🇽 - Peru🇵🇪 - Bolivia🇧🇴 - Chile🇨🇱 - Argentine🇦🇷 - Cuba🇨🇺 - Japan🇯🇵

 

251日間

13480km

 

10時間のフライトを終え、5/2,キューバから日本に帰国しました。

 

行きの飛行機ではカナダのビザが取れていないということがロサンゼルスで発覚し、まさかの初日から強制帰国食らいそうになったのですが、帰りの飛行機はそんなトラブルは一切なく羽田空港に降り立ちました。成長を感じる、、、

 

帰国してからは忙しい日々が続いていました。

長野に戻った次の日にはボリビアで出会ったスイス人カップルのオリバーとフラビアと再会し、

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次の日には蓼科山を登り

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友人に祝われ、

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つくづぬ周りの人に恵まれているなぁと感じました!( ´ ▽ ` )ありがとう!!

 

飛行機の中、日本での生活に違和感を感じたらどうしようと不安に思っていたのですが、全くそんなことは無く、スルリと日本社会に溶け込めたようで自分でも驚いています。

 

帰国して一番驚いた事は、僕の旅について多くの人が『凄いね!偉業だね!!』と賞賛してくれることです。

勿論、どこまで本気か分からないし、社交辞令も含めているとは思いますが、至ってそんなことはないと感じます。

 

自転車で世界一周というのも何人も前例がいるし、僕の辿ったルートは他の人も勿論通っているルートで。

 

行くまでは自分の力で道を切り開いて行く、冒険のようなイメージが強かったのですが、今思うと、自転車とある程度の根気があれば誰でもできると思います。

 

但し『できる』と実際に『する』は全くの別物。

先人チャリダー石田ゆうすけさんの著書に、【自分が体験していないことは、以前変わらず未知の領域なのだ。】という内容があるように、どんなに見たり聞いたりしても僕にとって体験していない事は全てワンダーランドなわけで。

 

誰しも,未知の領域に踏み込むことは「冒険」であり,そう考えると日常にも冒険の場が潜んでいる.

 

僕は今大学院の一年生.(正確に言うと大学院の一年前期修了)

 

これから,インターン、就活、修士論文もあるし、まだまだやりたい事はある……!

そういった所にいかに自分らしく飛び込んでいけるかがポイントになるのではと感じています )^O^(

 

 

旅中に思った事,感じたことは今となってはあまり覚えていません.というか、その時々に集中しすぎてあまり先のことを考える余裕はありませんでした。

毎日,自転車に乗って,

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雨風に泣き,

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束の間の晴れ間に感動し

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人との出会いに涙し,

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坂道を上り,

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山を越え,

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砂漠を越え,

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圧倒的な自然を前に,感謝する.

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毎日が違うことだらけで、

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新鮮なものであふれていたお陰か、日本にいる時の何倍も喜怒哀楽が表情に出てきました.

 

それだけ,心を揺さぶられるシーンがあり,今となって思い出すのはその時の情景ばかり.

辛いこと,苦しいことがあっても,背中を支えてくれるのはこれまでの乗り越えて来た数々の情景です.

旅が終わって,心の中に大きな一本の芯ができたように感じます.

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「世界の面白い人達と夢について語ってみたい.」

そんな軽い考えで夢を聞いていましたが,聞けば聞くほど,「夢とは何なのか」と考えることが多くなりました.

 

「君が無事にアルゼンチンへ行けることが私の夢だ!」と屈託のない笑顔で言ってくれたデイブさん.

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「感謝を通じて人と繋がりあうこと」と静かに語ってくれたイルダさん.

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「妻がガンで亡くなった.私にできることは,あきらめずに寄付を集めてこれからの癌患者のために尽くしていくことだ.」と悲しそうに,だけど決意がこもった目で見つめてきたスティーブンさん.

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「夢を聞く」という行為は,簡単にできそうで,でもいうなれば人の人生について尋ねるようなもの.「夢を聞く」には普通より多くのコミュニケーションを要するし,逆に「夢を聞く」ことで,出会った人々のことは決して忘れなくなりました。

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普段から人の顔を覚えるのが苦手な僕ですが,夢を聞いた164人の顔と名前はすぐに思い出せます.こういった友達が世界中にできたことは,本当にこの旅の財産だと思います。

 

あまり長く書くつもりはなかったのですが,思い返していると言葉が次から次へとあふれ出てきて支離滅裂になりそうなので,このあたりで終わりにしようと思います!

 

最後に,出発前から支えてくれた皆さま,

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物資の協賛をしていただいた企業様方,

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現地で会った優しい方々、

 

そしてなによりこんなクレイジーなことにゴーサインを出してくれた教授,家族に感謝を伝えたい.

 

本当に、ありがとうございました!!

 

これにて今回の旅は終わりです.

だけども、、これで終わらせる気はありません。

 

また次の冒険でお会いしましょう.

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八島 献也

day.250,251さらばアメリカ大陸

La habana🇨🇺 - Tronto🇨🇦 - Tokyo🇯🇵

 

僕がキューバに着いた時は日本はど平日で観光客もかなり少なかったんですが、時は既にゴールデンウィークハバナに戻ってくると、多くの日本人と出会いました!

 

皆でお昼ご飯を食べに行ったり

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キューバで一番美味しいと噂ののアイスを食べにいったり(ほんとうに美味しい!)

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旅の最後にこんなに出会いが待ってるとは。つくづく僕は恵まれている!

 

チャリダー仲間のタカさん。キューバで古びた自転車を買って周っていた強者で、僕は暑さと湿気で断念していたけど、ずっとテント泊していたらしい。現在地球一周中でメキシコからまた旅を再開するんだとか!

 
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自転車ライディングポーズを決めてくれた。首締め強盗で貴重品一切を失ったにも関わらず、ワーホリで稼いでまた旅をやり直すなんてもう流石としか言えません。凄い。

 


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トリニダーで会って、ハバナでも再会したはんなり旅人千恵さん。京都美人って感じの上品な振る舞い……でしたね!!


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やっぱり海外を一人で旅する女性ってカッコ良いわ。そして字も滅茶苦茶達筆!カッコいいどす。

 

見送りに来てくれた方々!

トリニダーで会ったこーさん真冬さん夫婦、旅歴七年のちゃーりーさん。そして世界一周中のタカさんミキさん夫妻に同じモンベルチャレンジ仲間の澤さん!

 
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ほんとうに、こんなに多くの日本人に見送られながら最後を迎えられるとは、旅の史上の思い出でしょう。ありがとうございましたー!!

 
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空港までは片道20キロの一本道。

夜になり涼しくなったキューバの風を感じながら、最後のライド。これが本当に最後だ。

 

でも何故か今はこれが最後のような気はしません。寧ろ、これから新しい国に入る時のようなワクワク感が勝っている。

日本に帰国する事が楽しみなのだろうか。

それとも、もしかしたら頭のどこかでもう一度大きな旅に出る事を確信しているからかもしれない。

 

それとも………両方かな!!!笑

 

 
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荷物をまとめて飛行機に乗り込む。キューバ、ありがとう!楽しいだけじゃない学ぶことが多い国でした。

 

そして…………

カナダのトロントで乗り換え、行き先は遂に日本へ!!うぉぉぉおおおお!!

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走行距離20キロ

合計距離13480キロ

day.249 駆け抜けた日々

Jauei Grande - La Habana

 

昨日の疲れがどっと押し寄せ、電気もつけっぱなしで寝てしまっていました。おはようございますやしまるです。今日は最終日。

 

今日でキューバを走るのも、海外を走るのもラスト。なんだか感慨深いなぁ。でも距離は155キロあるんですけどね。うへぇ。

 

距離が距離なので、朝ごはんを食べてすぐに出発!朝8時、気持ち良いほど快晴です。

 
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走れば走るほど、これまでの時間が思い出されます。海、山、砂漠、草原、湖、森、荒野、走り抜けて、感動し、時に泣いて、苦しみ、楽しんできた。僕の人生史上、最も喜怒哀楽がはっきりとしていた249日間でした。

 

ウシュアイアに着いたら終わりと思っていたけど、たまたま寄ってみたキューバでは毎日色んなことを考えさせられた。素直な物言いが多いこの国では、観光客に対する接し方ひとつ取ってみてもその人の性格がありありと感じられた。

 
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これまでの数々のシーンが頭に浮かび上がる度に、足に力が入る。

頭ではまだ終わりたくない、もっと走っていたいと思うけど、皮肉にもペダルを回せば回すほどゴールは近くなるんですよね。

 
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しばらく走れば、見えてくるのはメガロポリスハバナの巨大な影!高層ビルも何もないところを走っていたのでまるで超巨大都市のように思えます。

荒れる路面、悪臭放つゴミ、そして雑多とした道……あぁ、ハバナに帰って着たんだなぁと実感。

 
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勿論、最初に寄るのはプリンの店!!

この甘さ、本当にクセになる。これがキューバの味といっても過言ではありません。

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ハイパースマイルバーヤはウルトラニッコリバーヤグレートになってました!

ていうか名前覚えててくれたの凄い!!( ゚д゚)

もうハバナのアイドル的存在ですね。

 

宿は荷物を置いてもらっていたしおまらの家へ。自転車旅行している人と数人すれ違ったけど、皆相当荷物少なかったしキューバチャリダーにとって旅しやすい環境ですね!

 
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夕陽に思いを馳せる。

 

最後の最後にひた走る日で終われたのはなんだか満足感が出て良い。やっぱ自転車っていいわ!

 

走行距離155キロ

合計距離13460キロ

 

 

day.248 空より深い蒼


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Giron - Jauei Grande

 

昨日は晴れ待ちも兼ねて手前の村で泊まったので、今日晴れてくれないと困る……

で、朝起きるとこの天気。

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なぜ晴れぬ。

うおぉぉぉぉおおおなんでぇぇぇぇぇえええ!!

 

これまでずっと朝から快晴で肌がキューバ人だと言われるほど日焼けしてきたのに!

毎日汗ダラダラで走ってきたのに!

こういう時に晴れてくれないで、何が晴れ男ですか!

僕の晴れ男パワーよ、もう一度力を……!!

 
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と願っていたら晴れた。

実は僕案外ガチの晴れ男なんじゃ……

暑いけど、この暑さが今は心地よい。

 

 
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出発する前に、オーナーのドゥニエルと少し話をしました。

よくキューバ人にキューバは好きか?』と聞かれ、僕はその度に好きだよ、と答えてたのですが昨日のこともあり、今日は『今は分からない……嫌いではないけど』と答えたのです。

すると、ドゥニエルもそうだと言う。

社会主義で平等である一方、お金にならない医者や弁護士より観光業に躍起になる人が多く、そのせいでヒロンの村も変わってしまったと。

おそらく村にある家の7割はカサかホテルに変わってしまい、経済的に大きな格差が生まれてしまっており、観光業以外の仕事をする人が生活しにくくなっているらしい。

それでも村で皆仲良くやっていけるのは、経済的な格差があるのを分かっていながらもお互いに支え合っているからではないか。そう感じます。

 

外国に行くと聞かれるこの質問、だいたいの人が自分の国は好きだ、と答えるけど好きでないと答える人は初めて会いました。そういえば、今まで会ってきた人達も僕がキューバ好きだよ、と答えると少し顔が曇っていました。観光業で支えられている一方、いつかは変わらなければいけないんですね。

 

そんなドゥニエルに夢を聞いてみると、

 
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『(観光業だけでやっていけない、というのは分かっているけれども、)自分にできるのは旅人とコミュニケーションを取って、くつろいでもらうことだ。その為に、いつでも手とドアを広げて待っているよ!』

 

観光業と地域活性化は切って離せないけど、問題も多くあるけど、それでも懸命に生きている。キューバ人の暮らしを見ていると、どの国とも違うことが次々と分かって本当になんというか、為になる。最後にこの国を選んで良かったなぁと思うばかりです。

 
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最後に写真をパシャりと。

因みに、チーノというのは中国人を意味する言葉だけどそれだけではなくて、目が細くて吊り上がった人全般のことを言う言葉だそうだ。

つまり僕がよくチーノと呼ばれるのはアジア人だからではなくこの細い目のせいだからと……

 

やかましい!!o(`ω´ )o

最後まで楽しい滞在でした。

 

天気も晴れたことだし、海行くぞ海!!と意気込んで今日も走り出す。

道は海沿いなので実はちらちらと水面が見えていたのですが、

 
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何この色!!青っ!!

絵の具の水色を透明にして、なおかつ碧色を足したような……おとといのホテルに囲われていたところは何だったんだと思うくらい、透き通った"蒼色"があった。

 
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僕これ全く加工してないんですよ。

しかもその辺の適当な場所ですよ。

それでこの色ですよ。

恐るべしカリビアンブルー。

 
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ヒロンから15キロほど進むと、少しだけ観光地化されたビーチがあります。ビーチといっても砂浜ではなく、道路の横に店が何店か並ぶ程度ですが、ここには海だけでなく、セノーテもある!

 
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セノーテとは簡単に言うと自然にできた天然のプールの事です。ここのは海水が混じっており淡水ではないのですが、透明度もそれなりにあるし何よりシャワーがわりになる。結構大事これ。

 
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いってみると多くの人がシュノーケルを楽しんでおり、熱帯魚の群れも上から見えるほど。全然十分なんですけど!しばらく泳いだり潜ったりして楽しむ。

 

 
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一通り泳いだら、今度は海へ!

セノーテが思ったより綺麗で満足していたんですが、海に行くと更に驚いた。

 
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この透明度!!!( ゚д゚)

さっきのセノーテが汚く見えるほど。てゆうかこれ、今まで見た海の中で一番綺麗なんじゃないか…?

 
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満を辞して、シュノーケリング

潜ってみるとまた驚く。まるで水族館の中にいるみたい!!

近くには熱帯魚が泳ぎ、遊び、群れをなしている。水は管理されているような綺麗な透き通った色で、遠くまで見通せる。

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少し深く潜って上を見上げれば、水の蒼色だけじゃない、空の青も、遠くに見える海の碧も、差し込んでくる光の筋も、全てが相まってカリブ海の色となる。視界一面が"カリブ色"に染まるこの光景を、僕は忘れないでしょう。

 

 

いや本当におととい行った所は何だったんだ。

こっちが水族館ならあっちは金魚鉢の中でしたね。ええ。悪く言うつもりはないけど、流石に格が違いすぎてびびりました。

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セノーテで体を洗い(?)スッキリしたところでお昼ご飯。実はドゥニエルがお弁当を持たせてくれたのです。ヤシの木の下で、マットを敷いてカリブ海を眺めながら、優雅なランチタイムを楽しみました。

 
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その後は余韻に浸りながら、少し内陸に入ったハウエイグランデまで。この時期、雨が降ると陸ガニが総移動をするらしく、道路はカニの死骸とそれを乗り越えていこうとするカニで溢れかえっており、まるで弾幕ゲームのようでした。

 
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街にはドゥニエルの友達がやっているカサがあり行ってみると豪邸のようなお宅でした。家の敷地内にプールとバーがあるなんて!やっぱ観光業は儲かるんだなぁとしみじみと思いながら夜ご飯を頂く。

 
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今日も走って泳いで考えて疲れた一日でした。

やっぱり最後にこの国を選んで良かったなぁ。旅のラストまでこんなに学ぶことができる!

 

走行距離65キロ

合計距離13305キロ

 

day.247 お金に関するあれやこれや

Cien Huegos - Giron

 

宿の人に聞いた話によると、今日いこうと思っている海岸沿いに、キューバ1綺麗なところがあるらしい。ワクワクするなぁ。

 

そんな話を聞いたら、もういてもたってもいられずいつもより大分早い8時には出発。早すぎて昨日のアイス屋はまだ空いてませんでした。

 
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そういえばシエンフエゴスから国道沿いに西へ向かうルートで数多くのロード乗りのひとたちとすれ違いました。キューバロードバイクってあるんだ!!というのと、乗っていたのが少年達で2度驚きました!二年前にはレース機材どころかスポーツ自転車屋すら無かったという話を耳にしたので、キューバは日々発展しているのを実感。

 

いつもは午前中快晴の事が多いんですが、今日は朝から曇り模様。海沿いに行けば回復するかな…と思っていたらまさかの雨に。まじすか。

なかなか強い雨だったのでたまらずレストランに入りました。

 
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このレストラン、街と街の間にあるようなよくあるカフェだったのですが、値段も良心的で雨も降っていたので少し早めのお昼はご飯にする事に。

鶏肉のグリルとサラダ、ジュースで22cup(88円)やたら安いなぁと思いつつ、会計に向かうとそこで問題は起きた。

1cuc = 110円 1cup = 4円 1cuc = 25cup )

 

メニュー表にはcupで鶏肉が20、ジュースが1と記載されており、僕はジュースを二杯もらったので確かに22cupの支払いです。

しかしレジでは『じゃあ5cuc(550円)ね』と言われる。

 

え?と思い再度尋ねると、やっぱり5cucらしい。僕は注文する前にメニュー表の表記がモネダ(cup)であることを確認していたので、それはおかしい、22cupのはずだ、と主張すると、それは現地人の価格で旅行者用ではないという。

 

じゃあ言えよ!書けよ!o(`ω´ )oと思いつつ、何が何円か確認してみると、鶏肉とサラダで3cuc、ジュースが一杯1cucなのだと言う。

 

ここで僕は納得がいかなかった。

鶏肉が3cucというのはわかる。20cup(80円)にしては大きいし、しっかり味付けがされていたのでたしかに75cup(3cuc分)を払う価値は十分にあると思った。

 

でもたったコップ一杯の、それにかき氷シロップを水で薄めたようなジュースに1cuc(110円)払うのは納得がいかない。普通、キューバでコップ一杯のジュースといったら2.3cup(8〜12円)が妥当。おととい飲んだ美味しいカクテルで1cucだし。いくらなんでも高すぎる。

 

そう主張すると、僕のスペイン語なのでうまく伝わったのかは分からないけど、『5cucよ。あなた達と私たちではお金の価値が違う』と帰ってきました。

 

流石に僕もカチンときて、旅行者はお金があるから多く取っていいわけじゃない、このジュースには1cucの価値はない、それにちゃんとメニュー表に書くべきだ、と伝えてはみたもののやはり伝わらない。(伝わらないふりをしているだけかもしれませんが…)

 

月給が平均2000円〜3000円のキューバ人にとって、1日に使える金額は100円程度。つまり20cupほど。確かに、彼らにとっての22cup(88円)はぼくたち旅行者にしたら5cuc(550円)と同じかもしれない。もしくはそれ以上か。

 

 

『お金の価値が私達と貴方達では違う』

この言葉が妙に引っかかり、30分の睨み合いの末、結局僕は5cucを支払いました。

 

二通貨制度、社会主義のこの国にいると、あまりに他国と違いすぎてピンとこない時があります。

そもそも僕はお金がある人が多く払うべきという制度は好きじゃない。

お金を得られるのはその人にそれだけの価値があるからだし、日本が国際的に経済有利を保っていられるのは企業戦士達が日夜を問わず今も働いているからであって、とても悪く言えば仕事も時間もテキトーなこの国とはそもそも違うのだ、と思う。

 

でも彼らがお金を得にくいのは社会主義だからであり、そこには彼らの努力はあまり加味されない。仕事をしたからといってお金が比例する訳ではないこの国では他国と金銭価値が変わってしまうのは致し方ないことでもあるし、ゆっくりとした雰囲気はこの国の魅力でもあるわけです。

 

 

うーーん、実際どうなんだろうこの制度。

僕は資本主義のような、努力した人が報われるべきという意見に賛成だからなかなか良いように思えないんです。医者や弁護士になれる資格を持ってもタクシー運転手の方が稼げるから、勉強が無駄になるという話も聞くし、特にキューバは医療や学問が発達しているから勿体無く思う。

でも街を歩いてもホームレスはいないし、衣食住が国から提供されることにより治安は非常に良い。制限は多いけど、その中ではある程度の自由が保障されているから国民にとっては住みやすいのかもしれない。

 

 

ちょっと視点を変えてみる。

デートの時、男性が多く払うべきという意見に当てはめてみるとしよう。

この際、一般的に収入が多い男性は『海外旅行者』、収入が比較的少なく、化粧や生活用品にお金がかかりやすい女性を『キューバ人』とする。

 

バーで飲んだとして、会計が10000円、二人で割ればそれぞれ5000円ですが、先ほどのお金の価値に当てはめると7:3, もしくは8:2くらいになるとする。男性における7000円と、女性における3000円は金額は違うけど互いにとって同じくらいの割合の出費になるという事ですね。

 

こう考えるなら、僕は旅行者とキューバ人にとって同じ金額でも価値が違う事がよく分かるし、デートの時少し多く払ってあげたいという気持ちにもなるし、納得もする。

逆にもし会ったばかりの人に貴方の方が収入多いから、多く払ってくれない?と言われたらイラつくでしょう。いくらこちらが多いとは言え、なんじゃそりゃ、と。

 

つまり、相手の金銭事情がよくわかり、信頼できる関係であれば問題はないのでしょう。

僕が引っかかるのは、会ったばかりの人にお前の方が金持ちだから多く払えと言われる部分。それも座って携帯片手に言われたらねぇ。要するに僕は制度ではなく人柄にイラついていたんだと思います。

 

……というのを雨が降りしきる中考えていました。考えるというか考察に近いですが。

難しい問題だけど、ここまで金銭価値について考える機会はなかったので、良い勉強になったと思います。。。

 

というか、今までが安すぎたんですよね。屋台でご飯を食べると100円あればお腹いっぱいになりますし、少々現地通貨に依存し過ぎていたのかもしれません。地球の歩き方にも、『節度を持った使い方をしましょう』と書かれていたし、今までは現地通貨を"使わせてもらっていた"ということにようやく気づきました。

でもちゃんと金額表示していないおばちゃんも悪いと思うよ僕は。

 

そんな昼下がり。答えが出ると天気も回復してくる。雨が弱くなったタイミングで、ヒロンまで進むことにしました。

 

綺麗だと言われる海はあと15kmほど進んだ先だけど、雨が止むようにも思えなかったし走る気も失せたのでそのままカサへ。

この村、驚くことに道沿いの家全部カサ!

こんなに観光客が来るのかこの村は……

 
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一応、昔革命が起きた時アメリカ軍が攻めてきたけど、あまりにも小さい村にアメリカ側が驚いて、本部と確認を取っている間に撃退された、という逸話がある村だけど、特に何かがあるわけではない…

 
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値段も観光地価格。ピザが1cucだと!!(普段なら6cup(24円)くらい)しかもwifiって名前なのにwifiないし。なんやねん。

 

お金の価値かぁ。考えさせられるなぁ。

 
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まぁお腹減ってるので食べるんですけどね。日本感覚でいけば安いので。

 
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この後、村をぶらぶらした後カサに帰るのですが、道中一人のリキシャ(自転車タクシー)のおっちゃんに着いてこられ、やれ無料で乗せてやるぞやらラム酒飲むかやら言われ、僕はさっきの件もあり物凄く警戒していたんですが、彼は本当に親切で話しかけてくれてたらしく、結局無料で、そしてラム酒やピーナッツまでいただいたりしました。

 

なんだかもう人がわからーーん!!

カオスです。良い人なのかそうでもないのか、見た目じゃ全くわからないっていうのが難しいところ!ステータスで頭の上に表示されたりしないかな。でもまぁ最後優しい人に出会えたのは良かった。

 

 

…久しぶりにネガティブな投稿になりましたが、お陰様ですっきりしました。

明日はまた海に行きます!!ラスト3日、楽しむぞーー!!よっしゃーーー!

 

走行距離80キロ

合計距離13240キロ