飯とカメラとアウトドア 

家にいるとソワソワする。外に出ると家が恋しくなる。何をしていても落ち着かない、社会人のブログ。

day.245 あなたは海派?川派?

Sancti spiritus - Trinidad 

 

日焼けがすごく、キューバ人にも『顔は日本だが肌はキューバだな』とコナンみたいなことを言われるようになりました。日焼け止め塗ってるのに……おはようございますやしまるです。

 

昨日泊まったカサに、実は二年間泊まっている日本人の方がいてびっくり!

何も知らずにカサを探して、照らし合わせたように引き合うのは本当に旅の面白いところですね。

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いらっしゃったのはこの街でボランティアで日本語を教えている松尾先生。定年退職後、自分で応募して今の仕事に就いたそうな!

実はキューバには日本語を習いたいという若者が5000人ほどいるらしい。そのうちの何人かが日本政府に対して日本語を教えてくれる講師を探している、と行動を起こしてそれで募集がかかったという。松尾さんも凄いけど、キューバ人の行動力も凄いなぁ。

 

キューバは日本の物価でいうと、かなり安く住む事が出来るし時間にも縛られない非常にゆっくり過ごすことができるけど、やはり語学や生活の面で日本とのギャップが多いらしくボランティアで教えるのも大変な時が多いという松尾さん。でも、それでも二年間続けているのはひとえに人柄の良さが現れていると思います。

 

松尾さんに夢を聞いてみると

『お金でない 人に喜ばれる 人世を目指して』

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まさに今の生き方ですね!!

教えるだけでなく、たまに旅行に出たり趣味のピアノを弾いたりと人生を楽しんでるように見えました。

こういう老後の過ごし方もあるんですね、参考になりましたー!!

 

色々と話をしてたら気付けば10時に。照りつけはじめた日差しを背中に感じながら出発です。

 
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これまでは内陸をずっと走ってきたけどここからは海沿いに行きます。夏だもの!海見たい!入りたい!泳ぎたい!!

細かいアップダウンを繰り返しながら海の街トリニダーへ。

 
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ここには有名日本人カサ『レオとヤミの家』があります。オーナーのレオとヤミーはめちゃくちゃ面白くて明るい人達!

 
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宿に荷物を置き、さぁどうするかと考える。

トリニダーには見所が多数あり、正直にいうと3日くらいいても楽しめる場所ですがいかんせん僕は時間がない。

 

今日午後から楽しめるスポットとなると二つしかない。

 

キューバ最古のホテルが立つアンコンビーチ滝が幻想的なエルクバーノか。

 

皆さん、夏に行くとしたら海ですか?川ですか?

僕は断然海派だったんですが、長野県に来てから阿寺渓谷等の綺麗な渓谷が好きになりつつあるんですよね…

 
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断腸の思いで選ばれたのは滝でした。

海は明日も明後日も行けるし暑い中入る滝はそれはそれは気持ち良いでしょう!!

 

トリニダーからは片道5キロほどでいけます。

途中までは自転車で行けますが、ラストの1.5キロは徒歩に。川沿いに細ーーい道を歩いていきます。

 
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そして見えてきたのは……秘境感溢れる滝!!

 
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と滝壺!!

深いところだと9mあるらしい。水は透き通っていて、魚が肉眼で見えます。

 
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地元の人なんかはでっかいエビを獲ってました。こんなのいるんだ!僕も潜って探してみたけど結局見つけられずじまい。

 
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でも、この滝の魅力はもっと違うところにありました。実は展望台からは滝がちょっとしか見えず、泳いで近くまでいかないとその全貌が見えないのですが、水の浸食作用で削られた特殊な地形によって、場所によって光のカーテンが見えるのです!

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メキシコのセノーテまでは行かないけど、水面と岩壁の反射でヒラヒラと水の中で踊る光の幕はオーロラのよう。綺麗!

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ちなみにこの滝までは、トレッキング料として10cuc(1100円)かかります。これを高いと思うか妥当だと思うかは貴方次第。僕みたいなザブザブ潜っていくような輩は楽しめると思います。

 

カサに戻ると、日本人旅行者が数人集まっており、皆でモヒートを飲みに行くことに!

 
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一杯1cuc(110円)と良心的な値段もさることながら、絵がたくさん飾ってあり、イカした髪型のお兄さんが手作りで作ってくれるのがめちゃくちゃ良かった。

 
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このお兄さん、僕が見てきたキューバ人の中で一番テキパキと仕事をしていました。材料足りなくなると、走って裏に行くんですよ!このキューバで!!

味もおいしくて、僕は空きっ腹に三杯も入れてしまいました。キューバのラムは本当に美味しい。ラム酒の魅力にはまりつつあります。

 

夜ご飯はレオとヤミの家で。

ドミトリー10cucと破格な値段だったので夕飯も少し奮発してロブスターを頼むと、プリップリのでっかいロブスターが一人一尾出てきました。サイドの料理も量が多く、僕は初めて万全の状態で食べきれなかった。悔しい。料理は勿論絶品でしたさ。

 
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夜はディスコに行こうかと話があったんですが、食べ過ぎて動けなくなるという(´∀`; )

毎回行くたびに思うけど、日本人宿ってやっぱなるべくしてなるんだと思う。オーナーの人柄が、その街の雰囲気が日本人に合ってるんですよね。

 

走行距離80キロ

合計距離13075キロ