飯とカメラとアウトドア 

家にいるとソワソワする。外に出ると家が恋しくなる。何をしていても落ち着かない、社会人のブログ。

day.71 アリゾナの本気

 

起きてすぐに確信しました。

脚バッキバキだ。。。

筋肉痛フルスロットルです。

やっぱり今回もダメだったよ。

 

なので午前中は図書館で作業。

っていってもwifiと電源を求めてるだけなので、決して本読んだりレポート書いたりするわけではないです。

 

グランドキャニオンの写真整理と充電とストレッチで午前中が終わり、午後はぼーっとしたいところですが、アメリカのビザ期限が迫ってるため出動。

あと二週間とちょっとでアメリカ出ないといけないんです。。出なかったらどうなるんだろう。。

 

昨日は登って来るだけで精一杯だったので、上からの景色を見るためにdesert view point に寄り道しました!

 
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ここには太古の昔遠くを見るために作られた石の塔があります。

 

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僕にはラピュタの塔にしか見えない。

 
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このポイント、一番東端にあるので渓谷を全部見通せて、一番ダイナミックに見えると思います。正直かなり感動しました。

 
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まぁ他のビューポイントは見てないんですけど。。。

 
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グランドキャニオンは3日も滞在したのでかなりお腹いっぱいです。でもまだまだ見てないポイントや歩いてない場所があるので、全部行くとなると一週間くらいは必要です。広すぎぃ!

 
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そして今日はさらに内陸へ。

 

グランドキャニオンが終わると、また荒野が始まるんですが、今までとレベルが違う!

 
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地平線まで、ぜーーーんぶ岩!!

地球の丸さとアメリカの広さを体感できるんです!!

 
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それに、平野なので空が広い!!

"空間"の広さを体感したのは初めてです。

 
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アリゾナの本気を感じました。

やっぱり凄いなぁ。ここまで走って全く飽きない、飽きさせない。

 

でもこれが本気と思ってたんですが、まだまだ序の口だったというのはもっとあとのはなし。

 

今日は午後からのスタートだったので、少し早めに野宿ポイントを探しました。

 

良い場所なんですが、さっき横をが通って行きました。。。野生だよなたぶん。。。

 

走行距離80キロ

合計距離5355キロ

day.70 Deep deep Canyon (後編)

 

昨日の夜実はゲーム大会がロッジであったらしいんですが、見事に寝落ちをキめ11時間睡眠しました。寝る子は育つ。おはようございますやしまるです。

 

グランドキャニオンはリム付近(観光地の所)は標高2000mある高原地帯なんですが、谷底は標高700mの砂漠気候なので、朝は暖かいです。

最近はいつも日光浴しないと動けなかったので、この気候はありがたい。といっても、日が差してくると今度は激暑なのでさっさとテントを片付け、ご飯を食べて出発。

 

7:00 行動開始 Bright Angel Trail

朝日が岩肌をてらし、それがコロラド川に反射して綺麗に見えます。

 
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渓谷内の岩肌は赤いんですが、この時間帯の日光に当たると本当に金色に輝くんです。すげえ。

 
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7:40 river resthouse 

ここまではほぼ平坦なので順調。キャンプしてた半分近くの人が6:30ごろには出発してて、混雑するかと思ってたんですが、案外すんなり進めました。

ここから渓谷内に入っていきます。

 
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下から見るグランドキャニオンは、渓谷というより山脈!本当に川が削ったとは思えないほど雄大です。


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9:20 indian garden 


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この辺りから、体に異変が。

 

まず、今回日程を二日間にしたのは写真を撮りながらゆっくり歩きたかったのと、疲労を分散して、筋肉痛にならないようにするためでした。

でも、普段チャリしか載ってない僕にとって下りだけの一日目でさえダメージはでかかった。ふつうに筋肉痛ビンビンきてます。

 

あと、二日間歩くことで、普段擦れない方向にお尻が擦れてしまい、お尻が痛い。もっと詳しく言うと穴が痛い。下品ですいません。

脚と穴のダブルパンチを食らい、ガニ股でぴょこぴょこしながら歩く羽目になり、結果めちゃくちゃ疲れました。

 
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10:20 3miles resthouse 

身体は辛いものの、景色ドーピングによりなんとか残り3マイル(4.8キロ)まで辿り着く。しかし登りはここからが本番。頂上までずーーーーーっと九十九折りが続いています。

 

痛みは絶好調で足変わらずぴょこぴょこ歩きをしているんですが、振り返るとこの絶景!

 
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下から見上げるのも良いんですが、やっぱり上から見る景色も好きです。

 
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ちなみに、馬達もこの道を通ります。荷物を運んだり、人を乗せてツアーしたりしてます。彼らは糞尿を垂れ流しながら平然と歩くので後ろに付いてしまうと最悪です。

 
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終盤では、腕を膝に着き腕脚一体となりながら進むスタイルで突き進む。

下ってくる人も、最初は『hallo!』とにこやかに挨拶してくれてたのですがこの辺りになると僕の形相を見てあまり声をかけてこなくなりました。悲しい(´・ω・`)

 
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そして谷底から歩くこと五時間…

12:10 トレイルヘッド到着!!

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ようやく登りきりましたー!

達成感というよりやっと戻ってこれた…という感じ。一昨日会ったフランク&ヨシンタ夫妻は一日で行って帰ってきたらしいから凄いな…

 
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天気は昨日と違って快晴。風も良い感じに吹いてて気持ち良いんですが、いかんせん穴が痛いのでとりあえずシャワーへ。

 

3日ぶりのシャワー、ンギモヂイィィイイ!!

お尻もどうやらちょっと前に傷めたところが開いただけのよう。痔じゃなくて良かった。

 

この二日間グランドキャニオン内を歩いて、広大な景色もそうだし、キャンプ場やトレイルでもすれ違う度に挨拶をしてくれるハイカー達や『ハロウィンだ!写真撮ろうぜ!』っていう陽気な人達と出会えたことが、何より面白かったです!

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身体的にはハードだったけど、やっぱりビューポイントから見るだけより、実際に歩いて見たほうが雄大さを感じられるしね。

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少しでも時間に余裕があるなら、ぜひグランドキャニオンに一泊、もしくは二泊して自分の脚で体感してみることをオススメします!

 

 

ちなみにシャワーの後は、もう何かする気も起きず、図書館に引きこもってました。ええ。

充電も写真整理もピンチだったので。

 

夕陽もなかなか綺麗そうでしたが、元気が無かったのでご飯食べてすぐ寝ました。

そういえば今回有名なビューポイントには一個も行ってないなぁ。でも、おじいちゃんになってもバスとかツアーで行くことできるし、今はとにかく眠い。

 

多分明日の朝も筋肉痛ビンビンでしょうけど、今はとにかく休むことに専念します。

 

走行距離25キロ

合計距離5275キロ

day.69 Deep deep Canyon (前編)


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『グランドキャニオンは上から見るより下から見上げたほうが何倍も凄い』

ネットで調べても、人に聞いても必ずそう返ってくるほど、グランドキャニオン内のハイキングは人気らしい。

 

そんなこと言われたら行くしかないじゃないか!ということで一泊2日の谷底キャンプをしてきました。

 

谷底のコロラド川まで標高差は約1400m、片道12キロ。夏場は疲労や熱中症毎年死者が出るため一日で行って帰ってくることは禁止されています。

 

ちなみに、泊まる場所はキャンプ場とロッジがあるんですが、キャンプ場18$、ロッジは50$です。国立公園内のback country infomation center で予約できます。僕はもちろんキャンプ場一択。テントを担いで行ってきました。

 

朝5:00起床。

普段なら絶対二度寝する時間に起き、まだ暗いなか必要なものを全部バックパックに詰める。

思ってたより時間がかかってしまい、朝ご飯を食べられなかったです。

 

朝6:00バス乗り場へ。

 
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僕のいるMather Camp ground からトレイルヘッドまではバスを二つ乗り継ぎます。乗り継ぎはすごく簡単。久々にバックパッカーになった気分。日の出前は30分に一本バスがでてるらしい。

 
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6:30 South Kaibab trail ヘッド到着

少し空が明るくなり始めた頃、到着。

あまり人いないだろうと思ってたらやっぱり中国人の団体御一行がいました。どこにでもいるなーこの人達。

バックパック重。。。!!

32ドル分の重みを感じながら、いざトレイルへ!

 
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トレイルに入った瞬間、グランドキャニオンの広大な景色とご対面します。この時点で

 
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おぉぉぉおお!!もう凄い!!

 
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ってなるんですが、一番の見所は朝日で渓谷の色が変わるところ。

日が差すに連れてどんどん岩の赤色が目立ってくる様子はかなり綺麗です。

 

7:00 Ooh Aah point 到着

 
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ここはどの人もみんなこの景色をみてooh...  やaah...という言葉しか出てこないほど一気に開ける場所。

この景色をみながら食べる朝ごはんのクッキーはなかなかに美味しかったです!

 
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撮ってもらいました。久々だったのでバランスが難しい。

 

7:40 cedar ridge 

トイレがあります。10月の最終日、天気も曇りのち晴れという感じなのでそこまで暑くなく、水の消費は少なかったんですが何故か出るものは出る。この辺りから標高が下がったぶん、植生が変化してきます。

 
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映画かよ…!

って景色がらどんどんでてきて楽しいです。


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8:30skeleton point 


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どこがスケルトンなのかは分からなかったのですが、景色は相変わらず広い。遠くには今日の目的地、コロラド川が見えてきました。

 
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サボテンちゃん。🌵


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9:40the tipoff 

最後のトイレ。ここまでくると遠くから川の音が聞こえてきます。あと3キロちょっと。下りだとやっぱ早いですね。

 
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ご覧のスポンサーでお送りしております!


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コロラド川!!

 
11:30phantom ranch 

そしてトンネルをくぐり、、


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橋を渡ると、、、


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本日のキャンプ場があるファントムランチへ到着!!!昼前に着いてしまった( ゚д゚)


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キャンプ場は早いもの勝ちで場所を取れるので、ぼくはトイレのすぐ横をキープ。夕方レンジャーが予約の紙を確認しにきました。

 
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コロラド川は、"赤い川"っていう意味らしいですが、思ったより綺麗!!

なんと砂浜もあるんです!

 
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ご飯を食べて、近くの川で洗濯兼お風呂をした後、特にやることもないのでコロラド川ビーチでお昼寝タイム。

 
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快適……谷底快適!!

 
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そんな優雅な昼時を過ごしていると、何やら遠くから音楽が。

 

んん?と思って起きてみると

 
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謎の仮装集団が練り歩いてる。。。

そういえば今日は10月31日(ブログ書いている時です)

すっかり忘れてたけど、Halloweenだ!!

 
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僕は特に仮装もお菓子も何も無かったんですが彼らはhappy Halloween!!と言いながらお菓子を渡して(投げつけて)くれました。

 

まさか、こんな谷底でトリックオアトリート出来るとは……驚く反面、僕はある言葉を思い出しました。

 

アメリカ人がよく言う言葉で、『Have fun !』というのがあります。解釈の仕方は人それぞれだと思うんですが、僕はそのまま『楽しみを持つこと』という風に認識してます。

 

こうやって旅をしている上で、どうしても時間に気を取られてしまい【短い時間の中でどれだけの場所に行けるか】という旅の効率化をしてしまうことが多々あります。

 

何をするかではなく、行くことが最優先になり、『〇〇へ行かないといけない』って意識が強くなってしまう旅。こうなると、自由な旅をしているはずなのに、余裕がなくなってしまうんですよね。

 

海外の人達は違う。こんな谷底でも楽しんでる。登山にとってただの荷物な仮装グッズやお菓子を持ち込むことで、しっかりhave fun している。

 

旅にとって大事なのは効率化ではなくいかに楽しめるか。また気づかされてしまった。わかってはいるけど実行するのは難しいんですよね。

 

でも、考えてみれば自転車だって非効率の極みみたいなものだ。車や電車より進まないし、雨や風には苦しめられるし、毎日クタクタになるし。

でも『自転車やーめた!!』ってならないのは少なからず自分の中でhave fun しているということなんだろう。

 

自転車に乗らない日に、なぜ自分が自転車で旅を続けているのかなんとなーく分かった気がしました。

 

満月なので星はあまり見えないんですが周りに光がないのでそれなりに夜空は綺麗。

新月の時に来ると、天の川が谷に沿って見えるそうです。

 

明日は登り返し。行きはよいよい帰りは怖い。

辛いと思うけどhave funを忘れずに楽しめたらと思います。

 

なんかもう筋肉痛きてる気がする……

day.68 Valle - Grand Canyon


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唐揚げ食べたすぎて夢の中で食べてました。

あー日本食が恋しい。こんばんわやしまるです。日本酒飲みたい。

 

久々にシャワーを浴びて人権を取り戻し、動物や人に怯えることなくキャンプ場で寝ることができました。やっぱ野宿って色んな意味で良くないわ。

 

今日向かう先はグランドキャニオン。

途中の街で少しだけ買い出しして、いざ!

実は、Tusayanから自転車専用道があり、なんと無料で国立公園に入れるんです。(裏情報)

 

10キロほど進むと、もうそこは国立公園の中!!あっさり入れちゃいました。

 

早速ビューポイントに向かいたいところですが、ここまでの道のりでブログの更新や写真整理が溜まりに溜まっており、、、、

 

図書館にひきこもってました。ええ。

 

あんまり強くないけど、やっぱりwifiは貴重。

あと電源も。

二時間ほど居座ってました。

 

遠くに沈んでいく夕日が、なかなかに綺麗でぐぬぬとなってたんですが、ここには三日間滞在する予定。大丈夫…!まだ慌てる時間じゃない…!!

 

あとはキャンプ場の予約とったり買い出ししたり!
ここのスーパー、高いって聞いてたんですが、思ってたより安い。というか辺境のスーパーより普通に安いです。

ちなみに、ハイカーバイカーサイトがあるので6ドルで泊まれます。ありがてえありがてえ…

 

今日の夜は一緒のサイトのチャリダー、ヨシンタ&フランクと夜ご飯を食べ、焚き火をしながら旅の様子や仕事の話をしました。

相変わらず英語は拙いけど、最近段々会話する時間が長くなってきた気がする。

彼らは五ヶ月前から旅をしていて、あと一年かけてアルゼンチンを目指すらしい。恐らく年齢は僕の両親と同じくらい。外国人のバイタリティって凄いですよね、アラフィフでロッキー沿いの8割トレイルの道を進んできたんだから。アラサーでもう歳だーとか言ってられないですね!

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彼らの夢は三つ。

『今の自転車旅を無事に終えること』

『家族と幸せな時間を過ごすこと』

『そしてアウトドアに関わる仕事をすること!』

全部素敵な夢だし、叶えて欲しい!

チャリダー同士っていうのもあるけど、共感できる話ができたのはとても良い時間でした。

 
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ありがとう!Frank & Jacinta!! 

 

明日からはグランドキャニオンの谷底へ。

この大地を作り出したコロラド川に会いに行きます。

 

走行距離50キロ

合計距離5250キロ

 

 

day.67 あの地平線

Seligman - Williams - Valle

フリントストーンズ・ベドロックシティ 13ドル

 

なんか、テントの中匂うと思ったら、実家の猫と同じ臭いでした。

完全に野生化してる。

おはようございますやしまるです。

 

荒野生活3日目。

流石に全く洗わないのは臭くなるようなので、今日はできるだけキャンプ場に泊まりたい。もはや水でもなんでもいいからかぶりたい。

 

ということで朝6時に起き用意してたんですがめちゃくちゃ寒い。。

Seligmanからは標高1500を超えるので、普通に朝晩氷点下いきます。太陽が出てくるまで、起きててもテントから出たくない……

結局出発は9時くらいになりました。

 

今日は風はない代わりに、道が悪かったです。

というのも、悪路を避けるためにルート66ではなく州間高速道路40号を使ったんですが、ガッタガタでした。

 

パンクはするし、数々の振動で僕のお尻は完全に死亡。痛いじゃなくて辛い。

よって5キロに一回は休憩しないといけない体になってしまいました。

 

顔を引きつらせながら、なんとかWilliams に到着。ここには、なんとあのSafewayさんがあるんです!!

水、電源、wifiの野宿生活で重要な三連単を揃えたスーパーの中のスーパーマーケット!!

お昼ご飯を食べ、久々に世界と繋がることができました。

 

そして、50キロ先にキャンプ場を発見。

13ドルで、シャワー付き。

いつもなら入らないし、お尻が痛いから休みたいけど、今日は何が何でもこの猫臭さを石鹸の匂いに変えたい。

 

進み続けると、、向こうからチャリダーが!

北のほうを回って来たらしく、地図と情報を貰いました。ありがたい。。

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連絡先を交換し、別れる。

イアン、またどこかで!

 

道は直線だけど登ったり下ったりのアップダウンが多く、道もやっぱり悪い。

荷物を縛る紐もベロベロに伸びて落ちる始末。

お尻は……なんか血が出てる……

 
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日も暮れはじめ、焦りが出てくる中、地平線の先に見えるのは、、、

 
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グランドキャニオーン!!!!

 
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あの青い谷は位置的にも方角的にもあのグランドキャニオン!

あぁ長かった。。。。ここまで長かった。。

 
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そして今日のキャンプ場へ。

念願のシャワー。あーヘブン!!

全身から茶色い水がでた。

ちなみにお尻はただ擦りむけてただけでした。

 

手を乾かすドライヤーで髪も乾かしてたら、じーっと小さい子に見られてました。まだ君にはこの世界は早い。

 

ラスベガスから続く500キロの荒野生活もようやく終わり。今思えば日本ではなかなか体験できない良い経験でした。今思えば!

 

次回は、アメリカ編最大の見所、グランドキャニオン編へ続く!!(多分)

 

走行距離115キロ

合計距離5200キロ

day.66 ルート66に想いを馳せて

King man - Seligman

 
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今日の道、ヒストリックハイウェイ66号(通称ルート66)という名前なんですが、奇しくも66日目に通るという奇跡。どうでも良いけど、なんかにやにやしちゃいますね。

 

このルート66は、40年ほど前に使用されていた旧国道で、新しい高速ができた後でもアメリカ人に親しまれてきた道です。古き町並みと趣き残る景色を観に、未だに多くの観光客に人気があります。

 

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何故か国家が一杯ありました。

 

僕は単純に車通りの多いハイウェイを使いたくなかったのでこの道を通ったんですが、国道なんかじゃない、酷道でした。

 
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道がガッタガタの箇所があり、路肩がひび割れていたりほぼ未舗装に近い状態になっていたり。ガラス片踏み込んでしまい今日もパンク。むむむ……

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まぁそういう場合は車道を通ればいいんですが、どストレートな道が多い為車はビュンビュン🚗🌬

常に後ろを気をつけてないと危険な状態です。

 
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景色も悪くはない、悪くはないんですけど、

 
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ヨセミテ国立公園とデスバレーを抜けて目が肥えてしまった僕にはこの荒野はただの原っぱにしか見えない。。。

 

しかも極め付けに向かい風。

昨日追い風に助けてもらったぶん何も言えないんですが、日陰もない真っ直ぐの道で向かい風ってこれただの修行でした。

 
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でも、良いことも。

今日だけで三人のサイクリストと出会い、なんと三人ともサンディエゴをとおりメキシコバハカリフォルニアに行くらしい!

 

香港から自転車旅をしているボウ&ロクさんはかれこれ三年旅してるそう!すげえ( ゚д゚)

これから先のキャンプ場とスーパーの情報を全部紙に書いて渡してくれました。

中国人って観光地で大騒ぎしてるイメージがあるけど、カナダで出会った親子然り、凄い親切な人も多いなって感じます。

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バンクーバーから旅してるジェイムスとは連絡先を交換しました。こうやって旅中でも連絡を取れるのって凄い今時だなぁ。昔の旅人達はどうしてたんだろうか。

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今日の目的地まで、向かい風とパンクにやられて辿り着けるかわからない状態だったんですが、僕はやっぱり人との出会いが原動力。

なんとかふらふらしながらも辿り着きました。

 
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今日は町外れの原っぱで野宿。

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そして今日の夜ご飯は安く買えた日清カップやきそばぁあ!!美味いぃぃいい!!

40円の焼きそばに一人感動してました。

 

なかなか過酷ではあったけど、そのぶん良い出会いもあった。

ありがとう、ルート66!

 

走行距離150キロ

合計距離5085キロ

 

 

 

day.65 風になる

Boulder city - Kingman 

 

追い風や

ああ追い風や

追い風や

 

久々の超強力な追い風で気持ちよく進めました。この快感、くせになりそう。

こんばんはやしまるです。

 

最近ホストの方が居心地良すぎて沈没気味なんですが、今日もようやく抜け出せました。

旅人が東南アジアとかで沈没するの、今なら凄い分かる。安くてご飯美味しくて居心地良かったら何日でもいれちゃいますね!

 

二連泊すると、人生観やお互いの国について話せるくらいになるので、結構為になるんでが、いかんせん僕のビザ期限が迫っているため、今日は朝から出動。

 

初めてキャンピングカーで寝ましたが、なかなかコンパクトでいいですね!キャンピングカーでアメリカ横断とかやりたいな〜〜

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(犬が二匹ともそっぽ向いてる…)

二日間お世話になったデビッドさん。

一緒に散歩したり、ラスベガスドライブしたり、ビール飲みながら五目並べしたり、色々遊べて楽しかったです!しかも、お礼を言うとやっぱり『Welcome to US! HAHA!』と全く気にしてない。

 

天気が性格を左右するっていう話はよく聞くけど、彼らの清々しいほどの大きな心はもしかしたらこのアメリカの広い大地と青空が関係してるのかもしれない。やっぱ凄いよ、アメリカ。

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彼の夢は『ホームレスに家を提供すること』

ビール飲みながらホームレスについて語ったんですが、アメリカでは仕事と人の量が噛み合ってないらしく、しょうがなくホームレスになる人も多いらしい。

でも、ホームレスに一回なってしまうと社会に戻るのは難しくなる。そのために、ホームレスの人達が一時的に住める空間を作ることで、ホームレスを助けたい、と言ってました。

日本ではホームレスの人達は自堕落でどうしようもない人達、っていうイメージがあるけど、国がちがうと考え方も違ってくる。

なかなか興味深い夢でした!

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色々どうもありがとう!David and Barbara !!

 

 
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そしてその後僕は風になりました。

 


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写真には映らないけど、強すぎてフラフラするくらいの追い風!

登りもガンガン進めました。

逆向きだったら絶対ヒッチハイクしてた。

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ただし忘れた頃にパンクはやってくる。

思いっきり追い風のままガラス片のある所に突っ込んでしまい、パンクしました、、ごめんグラベルキング、、、

 
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ちなみに、Boulder city からKing man までのHW93道は

店もねぇ!

日陰もねぇ!

路肩もねぇ!

だけど車はそれなりに走ってる!

って感じなので夏場は水の管理に注意です。

 
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早めに目的地に着いたので、ビジターセンターてキャンプ場について聞いてたんですが、kingmanでは最安値で28ドル高い。

野宿何回分だよって一瞬思ったんですが、よく考えたら野宿はタダでした。 

ちなみにモーテルだと35ドルで泊まれます。

 

僕は金欠なので、野宿ポイントを探しながら進んでたんですが、Kingman周りに何もなさすぎて野営地探すの苦労しました。

結局一時間くらいさがして、ようやく発見。

この辺りはアメリカの中でも治安はかなり良いらしいのでその辺のベンチでも寝れるらしいですが。。

 
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ここからグランドキャニオンまではしばらくは野宿か、、、野宿、嫌いじゃないんですけど今のところ4日連続シャワー生活してたので汚れに対しての拒絶反応がすごいです。

早く勘を取り戻さねば。

 

走行距離145キロ

合計距離4935キロ