vik- レストエリア
昨晩の雨風は全く止むことなく、キャンプ場に入ったのはいいもののテントを張る元気が湧かなかった僕達のとった手段は…
共用ルームで夜を越すことでした。
幸い、車での来客が多かったので夜は空いておりぐっすりと眠ることができた。
朝起きてもその雨は止むことはなく、ご飯を食べたりwifiを使用したりして雨宿りをしていると、結局出発は13時頃となった。おそ!!!
どんだけ雨嫌いなんだ僕達…
アイスランドの南部は火山や氷河が活発に活動しているので見所が多く存在する。まず最初に向かったのはこちら、ブラックビーチ!
柱状岩がニョキニョキと生えており、遠くにもその結晶のようなそり立つ岩がある。そして人が多い…
どこを見ても観光客であふれていて、風景だけの写真を撮るのも精一杯な状況です。
柱状岩の発生の仕方は忘れたけど、火山が関係しているような気がする。そして近くのビーチは日本海を思わせる荒々しい波が押し寄せてきており、この岩を小さく砕いた砂がこの黒い砂浜を形成している。
ちなみに、この波がかなり危険で、岩に夢中になっていると気付いたら足元がびちゃびちゃ、なんてことがよくある。13年前には波にさらわれた老人が一人亡くなったそうだ。
次は、、、墜落した飛行機!
過去に砂浜に墜落した飛行機の残骸が残されており、周囲に何もない環境とそのボロボロになった機体がインターステラーのような、荒廃感を醸し出している…はずだったのだけど
見ての通り、観光客だらけ!!!
人多すぎる。しかも残骸に乗ったり登ったりでやりたい放題。なんか、観光しに来たのかそれに群がる人を見に来たのか分からないな…
僕の自転車の方がなんなら荒廃感ある。
飛行機の内部はこんな感じ。
ちなみに、ここまでの道は、4キロ歩くか2000kr(1800円)払ってバスに乗るか選べます。
歩くと一時間くらいかかるけど、こういう時だけは自転車がとても優位に思える。
そしてその後は、Skogafossの滝へ。
滝は見過ぎて『フォスがなんだ』とか言ってた時もありましたが、何だかんだで行ってしまうんですよね。
しかもここはあの映画LIFEにも出てきた場所。
行かないわけにはいかない!
この滝、遠くからでも分かるくらい、水量がえげつない。
今まで見た滝が小さく思えてしまうほど、大きく、そして圧倒的だ…
観光客も勿論多いのだけど、それがちっぽけに見えてくるほど。ここまでになると、最早気にならないくらい、スケールが違う。もう一度行きたいなあと思える滝はここと、Gullfossだけです。
ちなみにここも、滝の横の高台に登れるのだけど、
結構坂がきついので要注意!僕は膝を持っていかれそうになったよ…
また、この場所で三週間前に別れたおっちゃんとも再開した。このおっちゃんはGullfossから北に200キロほど、氷河と氷河に挟まれたグラベルをぶち抜くルートを行っており、別れる際に『生きてまた一週間後くらいに会おう!』と言って別れた。
一週間どころか、三週間くらいかかったのだけど、お互い生きてて良かったと再会を喜びました。
人が多い観光地で少しうんざりしてたけど、こういう出会いもあるとまた行きたくなるなあ。
最早人に会いに、観光地を回っていた昔の僕を少し思い出した日でした。
走行距離 74キロ
合計距離 1881キロ