飯とカメラとアウトドア 

家にいるとソワソワする。外に出ると家が恋しくなる。何をしていても落ち着かない、社会人のブログ。

3年前の今日は、夢を決めた日.

これから旅に出たい,という後輩の相談を受けてきました.

 

普段旅の話を聞かれることは多いですが,いざ話すと「自転車で海外?キモッ!」や「野宿やキャンプ?ありえん!」って反応をされることが多いので,久しぶりにあの頃の話をして,なんだか懐かしくなりました.

 

 

3年前の今日は,僕が初めて旅の企画書を作り始めたとき.

 

それは僕にとって,夢を決めた日でもありました.

 

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どこかの誰かが投稿したウユニ塩湖の鏡張りの写真と,「死ぬまでに見たい景色」というキャッチコピーを見たとき,胸の中で熱くなるのを感じました.

 

本当にこんな景色があるのだろうか?

 

絶対にこんな景色を死ぬまでに見たい.

 

いや,死ぬまでなんかじゃなくて,今見てみたい.

 

 

色んな感情が頭の中を駆け巡り,気づけばスマホで「ウユニ塩湖 行き方」と調べ始めていました.

 

 

 

 

しかし調べていくと,ウユニ塩湖に行くのは少し難しいことが分かりました.

行くだけで,片道3日ほどかかるのと,お金が30万ほどかかる.

 

更に天気の条件なんかも考えると,10日は時間を作らなくてはいけない.

 

しかも場所は南米,スペイン語圏で英語も通じにくそう.

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そんなことを考えていると月日は経ち,「行きたい!」という気持ちはいつの間にか「いつか行けたら良いな」と変わっていきました.

 

 

 

 

そんなモヤモヤを抱えながら過ごしていると,ある時同じ大学生がウユニ塩湖に行っている写真がSNSに流れてきた.

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ひどく日焼けをしていて真っ黒な顔で,長旅の末かぼろぼろの服で,髪はボサボサで,そして見たこともないような笑顔で写っている彼の顔を見たとき,自分のなかでまた熱い感情が芽生えてきました.

 

自分は何をしているんだろう?

 

いつか行きたいっていつ行けるんだろう?

 

このまま普通の大学生活をしていて,こんな風に笑えることがくるんだろうか?

 

誰だったかはもう覚えていませんが,自分の人生を生きてるんだ,といわんばかりの溢れる笑顔を見ていて,「いつかなんて待っていても来ない.やるなら今しかない」と決意した日.

 

それが3年前の今日でした.

 

そしてその1年後には,色々とねじ曲がった挙句自転車でウユニ塩湖を走ることになりましたが.笑

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あの時の感動を未だに忘れる事が出来ません.

 

あとから写真を見返しても,本当に雲一つない笑顔で笑っているんですよね.

 

3年前に僕が見た,ぼろぼろの服を着て真っ黒な顔で,太陽にみたいに笑っていたのと同じように.

 

彼の旅がどんなものになるかはわかりませんが,彼にとって良い旅になりますように.

 

帰ってきた彼の話を聞くのが楽しみですね. 

 

 

今日はここまで.

アディオス!\(^o^)/

 

 

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●ライター:やしまる

理系大学院生、来年3月から大阪に引っ越しします。

大学3年生の夏休みに自転車で日本を縦断、その後大阪-長野間ブルベやバリ島一周を経て、大学院1年時に休学し自転車でアメリカ大陸を縦断。その後アイスランドを経て10カ国約16000kmを走り、帰国後は報告会や展示会を開催し、主に自転車旅で得た経験を伝達しています。プリンづくりが好き。

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