前々回に書いた記事で、僕は『本を書く。なぜなら書きたいから』ということを言っていましたが、(前に更新したのがずっと前で申し訳ない…(;´д`))
その記事を見てくれた人から、『好きより嫌いな方が理由があるかも。本当の好きには理由がない』というコメントを頂きました。
たしかに、嫌いなものって理由がはっきりしてますよね。
坂を登るのが身体的にきつい!とか
向かい風で全然進まなくてつまらない!とか
修理がめんどくさい!とか。
全部チャリだw
チャリへの悪口ならいくらでも出せそう
逆に、好きなものって理由がない気がする。
例えば素敵な女性がいたとして、顔が好き!
身体的特徴が好き!というのはあるとしても、本当に好きな人のことは理由とかなく『好きだから好き』ですよね。
タイプとかそうじゃないかなと思う。好きなタイプは説明できても、なんでそこが好きなのかって聞かれたら好きだから、しか答えられないと思います。
例外的に条件付きの『好き』もありますが、これは一部の『好き』が全体を上回ってる状態か、本当の好きな部分は別にあるんじゃないかと思います。
『顔は好きじゃないけど、優しいから好き』とか『人自体は好きじゃないけど、お金たくさん持ってるから好き』とか。
条件がある分、それが崩れると一気に嫌いの原因になってしまいますよね。
なんで好きと嫌いでこんなに違うんだろう?と思って調べてみたら、どうやら脳の構造が要因らしいです。
恋愛感情に限った話をすると、人が恋愛のような『コントロールできない感情』を感じているときに活発になるのはどうやら外側の大きな脳ではなく、体温調節やホルモン分泌などを扱う視床下部なんだとか。
基本的に視床下部で扱う内容に関しては、人間の基本的欲求に繋がるものなのでコントロールする事は難しいです。
論理的な部分を司るのは大脳なので、言葉にする事が難しい、と言った方が正しいかも。
一説には異性の発するフェロモンが、「好き」の感情のスイッチを入れるトリガーになるそうですが、結局その人が誰かの発するフェロモンを「好意的」だ捉える理由がまだよくわからないのだそうです。
好きに理由がない、というのは脳科学的にも正しいと言えることが分かります。
なお、例外的に嫌いの理由がないものとして、『生理的に無理』がありますね。これももしかしたら視床下部で判断されたものなのかもしれません。
ちなみに、この理由のない好き、というものはとても本質的なのではないかと感じます。
理由がある好きは、その理由がなくなった途端、もしくは変わってしまった時崩れてしまいます。
長続きする恋愛だったり仕事、趣味だったりはこの理由のない本質的な好きなんじゃないでしょうか。
好きな理由がないって辞める理由も諦める理由もないですから。最強ですねw
やりたいからやる。
理由のない最強の好きを、これからも少しずつ見つけていきたいですね!
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●ライター:やしまる
自転車関係のサラリーマン。
大学3年生の夏休みに自転車で日本を縦断、その後大阪-長野間ブルベやバリ島一周を経て、大学院1年時に休学し自転車でアメリカ大陸を縦断。その後アイスランドを経て12カ国約16000kmを走り、帰国後は報告会や展示会を開催し、主に自転車旅で得た経験を伝達しています。カレーづくりが好き。
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