飯とカメラとアウトドア 

家にいるとソワソワする。外に出ると家が恋しくなる。何をしていても落ち着かない、社会人のブログ。

【ニュージーランド自転車釣り旅】 day.2 牛の通り道

Cristchurch - Ashburton

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今回僕はとんでもない忘れ物をしていた。

キャッシング用のカードと、VISA or MASTER のクレカだ。海外旅行に行くとなれば、この両方、少なくともどちらかを持つことはどのサイトを見ても書いてあるし、必須とも言える。

 

しかし、今回僕は持ってきていなかった。正確に言うと、認識はしていたけど準備はしていなかった。

ニュージーランドはどこでもクレジットが使えるとブログや友人から聞いていたし、まぁいっかの気持ちでAMEXのクレカだけを握りしめていた。

 

実際のところ、AMEXは使える所は使えるが、そこそこ大きい店でも使えないのはザラにある。なんなら使えない所の方が多い。

 

大通りに面した新そうな自転車屋でも使えないし、イオンモールのような施設でも使える割合は五分五分といったところ。

いざレジに立ち、商品をスキャンし、値段を提示され、クレカをタッチすると、使えませんと表示される。そうなったら子犬の如く泣きそうな目でヤブウチに縋るしかない。

 

幸い、今回ヤブウチがキャッシングとVISA、MASTERのカードを持ってきている。ヤブウチはできる男だ。僕一人の場合だとこの時点で詰んでいる所だった。

 

今日はそんなクレカの使えない僕の有り金を作る為に午前中はクライストチャーチの市内へ向かった。

Westfieldの中にtravelaxとlotusがあり、lotusで換金。レートは成田空港よりは良かった。

ネットでは9時からとなっていたが、実際に開いたのは10時からだった。

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その後、ガス缶と釣りのライセンスを買うためにhunting & fishingへ向かう。この店は釣りとハンティングを筆頭に、テントやバーナー、登山靴などアウトドア用品全般を取り扱う総合店で、キャンプに必要なものは全てここで揃うと思う。僕はここでお目当てのガス缶と釣りのライセンスを購入できた。

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レシートがライセンスの証明となる。

 

ニュージーランドで釣りがしたい場合、このライセンスが必要。日券と年券があり、一週間以上釣りをするなら年券の方が安い。年券は他の人のブログでは160NZDくらいと書いてあったが、実際購入したらなんとびっくり250NZDだった。コロナ前の情報ではあったが、想像以上に値上がりしているようだ。

 

券はネットでも購入できるが、店で買うとレギュレーションシートもその場で貰える。

川によって釣法、持ち帰り魚数、種類が決められており、かなり気をつけないといけなさそう。

 

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ぜひともこの表紙の子供のように立派なトラウトを釣り上げたいものだ。

 

また、ヤブウチは名前を間違えて申請されており、ヤブウチェと登録されていた。

 

一度登録した名前を直すのには協会に電話をかける必要があるとの事。

しかし、僕達は今電話できる環境にはない。

名前を間違えて登録したお姉さんに電話をかけてもらったが繋がらず、お姉さんには明日もう一度電話をかけてもらうよう依頼して、『私が間違えました』と証明書の裏にその旨を記入してもらった。晒し首のようだが致し方ない。

 

かなりめんどくさい状況になるので、名前間違えがないよう、パスポートを見せるのが確実だと思う。

 

かなり時間をロスしてしまったが、11時頃クライストチャーチを出発した。この日の天気は一日中雨予報で、強い雨と向かい風でラン初日としてはなかなか辛い。

 

また、1号線で横スレスレを時速100kmの車が通り過ぎていく状況で、早くも戦意喪失してマクドナルドに逃げ込んだ。

 

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雨風や交通量にやられてマクドナルドに逃げ込むのは、キャンツーあるあるで、なんだか懐かしく感じる。

 

その後マクドナルドで気力を回復させ、1号線を避けて裏道を走ることにしたが、農場の牛の通り道になっており、あえなく進行不可になってしまった。

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1匹が止まると他の牛も止まり、気づけば牛の壁ができている。その牛たちは僕達を睨め付けながらその場で滝のごとく大小便を繰り出す為、もはやこの道を通りたいとすら思えない。

 

呆然と立ち尽くすヤブウチ。

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この物理とメンタル攻撃により僕達は敗走を喫し、また1号線に戻り、トラックとのデスドライブを繰り広げながら、夕方にアシュバートンに到着。

 

キャンツーの辛い部分を圧縮したような日で、かつて日本や海外を走り回ってた頃を思い出しながらも、良いリハビリになったと思う。

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