飯とカメラとアウトドア 

家にいるとソワソワする。外に出ると家が恋しくなる。何をしていても落ち着かない、社会人のブログ。

【ニュージーランド自転車釣り旅】 day.10 予定変更

Queenstown - lumsden

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この旅の当初の予定はグラベルを走ることで、主にはAlps to Oceanとcentral otago、そしてクイーンズタウン南の山岳地帯をぐるっと一周するaround the mountain の3つのトレイルを走る予定だった。

 

しかし日程と天気の都合上、Alps to ocean trailは一部を走り、central otago trailに至っては入ってすらいない。

よって、around the mountain trailはぜひ行きたかったが、天気がここから2日は悪い予報。

 

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ドロドロの雨の中未舗装路を走る辛さは、南米アウストラルやアイスランドで痛いほど身に染みている。

 

今回の旅のもう一つの目的は、現地でトラウトを釣る事だ。

一応、僕もヤブウチもノルマは達成しているが、散々ブログや写真で見た60センチを超えるブラウンやレインボートラウトには出会えていない。

MAXは未だに僕の釣った48cm。

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クイーンズタウンから南に150kmほど移動すると、トラウトフィッシングで有名なマタウラ川が伸びている。

僕達はpukaki湖あたりから川や湖を見ると釣りがしたくてしたくてしょうがない病にかかっており、マタウラ川の情報を調べれば調べるほど釣られた魚のように脳内がビクビクしていた。

 

結局、around the mountainの革心部は諦め、一部走りながら150kmほど南下し、マタウラ川に向かうこととした。

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1日だけ滞在したqueenstownを後にする。

ここから先はあまり釣具屋がない為、ロストしたルアーを買い貯めておく。

壁がすでにやる気に満ち溢れている。

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ここからは確実に釣りたい為、店員からも情報収集した。

 

店員によると、スプーンやミノーも良いが、ワーム(蟲を模したグミみたいなもの)にも食いついてくるらしい。

 

やり方はミノーと同じで上流に向かって投げてただ巻きorジャークを入れるというので簡単でオススメ。

 

実際に釣果に繋がるかは不明だが、ローカルの言うことには従っておくに越したことはない。

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また、これまで針にはかかったが、陸に上がる瞬間に外れてしまい、悔しい思いをした場面も多かった。

 

その為ランディングネットを買おうとしたのだが、店員が言うには小さいサイズは買っても意味がないらしい。

どんだけ大きな魚が釣れるのだろうか。

決まり文句は『HEY!ここはニュージーランドだぜ!?』

ニュージーでのトラウトのアベレージは40センチらしく、60越えも珍しくないらしい。

 

全く売る気のない店員さんと気兼ねなく話せ、情報とルアーを仕入れることができた。

 

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Queens townから南に40kmほどはずっと右にwakatipu湖、左には山脈を眺める風光明媚なルート。

この山脈、実はスキー場なのだが、一体どこを滑れば良いのかわからないスティープな面構え。

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Kingstonまでは舗装路で進み、そこからはaround the mountain trailに入る。

路面は綺麗で、喧騒からかけ離れた綺麗なトレイルで心が踊る。

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たまに車用の未舗装路も存在するが、しっかり自転車用と別れていることにニュージーランドのトレイルへの意識の高さを感じる。

車の速度と重量で未舗装路を走ると道が洗濯板のように削れてしまい、非常に走りにくくなる。

砂利道であればトレイルになるのかと言われると、そうではない。トレイルをトレイル足らしめる要因は、使用シーンに応じて設計、整備されているかによると思っている。

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僕達が走ったのはaround the mountain trailのほんの1/4ほどだが、非常にグラベルを走るサイクリストのことをよく考えた、顧客の求めるグラベル、まさに顧客グラベルと呼ぶのに相応しいクオリティだと感じた。


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ちなみに、道中通る川全てが釣りのポイントになる。ここでも40cmオーバーのレインボーが見え、狙ってみたが釣れなかった。

 

Lumsdenには18時頃到着。

ここからはホテルに泊まり、釣りポイントに向けてタックルと食糧だけを持って走るまさにラン&ガンスタイルに変更する。

 

ホテルに連泊するメリットは、荷物をデポしておけること、そして食料を大量に買い込めることが挙げられる。

これまでなかなか買えなかった大量の肉、牛乳、ワイン、チーズなどをどっさりと冷蔵庫に詰め、食欲の赴くままに食べまくることができるのが、1番嬉しい。

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